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Smell the flowers

4月の中旬から日本に一時帰国中の私に、バンクーバーの家のバルコニーから花便りが届きました。出発直前に撒いたスイートピー(さやえんどう)が元気よく開花している様です。花の後はちゃんと実をつけてくれるだろうか。。。写真を見ながらそんな事を思いつつ、この夏、我が家の小さなバルコニーガーデンの成長が見れずにちょっと寂しい気持ちになりました。

バンクーバーでは、春から夏にかけてそこら中に花が咲き乱れ、通りを歩いているだけでもふんわりと甘い香りが漂い、何とも夢心地な気分になります。特に夏に咲くワイルドローズの香りは格別です。

その反面、東京にいる時間は自然を身近に感じることが極端に少なくなります。都会の時間の流れが早すぎるのか、それとも眠らない都市のノイズの影響か、この2ヶ月ほどジャーナルに書く言葉がなかなか湧いて来ませんでした。身の回りの環境が人に与える影響は、自分の想像以上に大きいものではないかとつくづく思います。

都会のど真ん中で、それでも私は自然を探しているのでしょう。最近、何気なく道端や住宅地の片隅に咲いている花を目にする度に、可愛くて思わず足を止めてしまいます。

名前の知らない花に遭遇すると「あら、あなたのお名前なんて言うの?」と、つい心の中で尋ねてみたり…。

そして、決して理想的な環境でなくともカラフルに、可憐に、そして逞しく咲く花の姿にちょっと元気をもらったりします。

美しい花や小さな自然の営みを目にすると、またふわっと頭の中に言葉が浮かんで来て面白いものです。普段カナダではごく自然にジャーナルを書いていますが、私の語る言葉は単純にカナダの美しい情景にいざなわれているものなのかもしれません。

忙しく走り回る東京で自分の言葉を見つめる時間はなかなか無いですが、どんな忙しい日常でも、 ちょっと足を止めて花と会話をする時間を大切にしたいなと思います。

最後に、スイートピーの花言葉は花の色によって異なる様ですが、一番響く言葉は「ほのかな喜び」。私と花の時間にぴったりと合う言葉です。

Finding Beauty

メイクアップアーティストという仕事は、一般的に華やかに思われがちですが、私は縁の下の力持ち的職業だと思っています。メイクを施す相手が誰であれ個人の魅力を最大限に引き出して、美しく輝かせるお手伝いをすること。外見だけでなく内面からも滲み出てくる美しさ、その場の空気や、仕草、会話から感じ取ったものを一緒にキャッチしながら総体的な美を創り出せた時、喜びに近い達成感があります。華やかな面を陰ながらサポートする、そんな仕事に情熱を抱きます。

コロナ禍で発足したローカルサポートVOICEにも、最近それに似た情熱や喜びを感じています。昨年3月20日にBC州全てのレストラン営業の閉鎖が発表され、5月6日の規制緩和まで約1ヶ月半続いたロックダウン。誰も経験したことのない厳しい状況下で、自分達のクリエティビティーをどう活かせるのか?そんな1つの問いからVOICEは始まりました。カメラマンの夫が写真を撮り、私が取材し記事を書く。以前から執筆は好きでオンライン・ジャーナルや雑誌などの執筆活動は多少していましたが、日本語と英語で書くのは大違い!母国語でない英文で長文を書き下ろす事は、今でも大変な労力と時間が掛かる作業です。しかもネイティブのカナダ人が読むのだから、更なるプレッシャーが掛かります。でも、道具がメイクであれ言葉であれ、個人を掘り下げてその人の美しい部分を引き出す作業は、とてもやりがいがあります。

試行錯誤を繰り返し、ご縁がご縁を繋ぎ、VOICEはこの1年で100人以上のローカルビジネスを取材して来ました。そして、今年からSNSだけでなく、オンラインメディアとして新しいスタートを切りました。VOICEは、食レポの様にどのメニューが美味しいとか、レストランや商品の味のうんちくはあまり語りません。それよりも、オーナーや生産者自らが歩んで来たそれぞれの旅路を私達のレンズを通しながらVOICE(声)としてお届けしています。企業したきっかけや何を大切に生きているのか、食や社会への今後のビジョンなど、メニューや商品には書かれていないけれど、大きな軸となっている裏の素顔と情熱に光を当てるよう努めています。

 

仲間も増え、友情も沢山芽生えました。私は紅茶が大好きで、地元のJusTea(ジャスティー)を取材した時は、前日からワクワクが止まりませんでした。ジャスティーは、父と息子のポールが始めたソーシャル・ビジネス(社会的企業)で、ケニアに自社紅茶農園を持ち茶葉を栽培し、直輸入する事でケニア人農家の経済的自立と地位向上を目指しています。ケニアは世界一の紅茶の生産国ですが、それを知る人はあまりいません。何故ならケニアの茶葉は大企業に安価で買い占められ、ティーバックとして大量生産の道を辿るので生産地が表記される事がないのです。この様に茶葉を細かく潰して詰め込んだ安価のティーバッグの事を紅茶業界では「Dust Tea」(埃のお茶)と呼ぶそうです。

ジャスティーの茶葉はティーバックではなく、全てホールリーフ(茶葉そのままの形を残したもの)です。ブレンドされるその他の原料も全てフェアトレードです。お茶の缶には可愛らしいオリーブの木で作られた計量スプーンが付属されていて、このスプーンもコロナ禍で観光業が大打撃を受けたケニアの工芸職人の雇用に貢献しています。お茶ソムリエの資格を持つポールですが、起業前はBean Around the Worldと言う西海岸全域にある大型コーヒーショップで働いていた面白い経歴の持ち主でもあります。

私も数年前に仕事でケニアに行った事があり、一気に意気投合。4月22日(アースデー)までにジャスティー・オンラインショップで買い物をする際に「VOICE10」のクーポンコードを入力すると、全ての商品が10%引きになります。更に売上げの10%をVOICEと私達が支援する地元の環境保護団体に充てると言う太っ腹企画を提案をしてくれました!ジャスティーのお茶を来客に淹れると、必ず皆「美味しい!どこの紅茶?」と聞いて来ます。私はジャスティーを飲む度に、ポールの熱弁とケニアのロケの思い出が頭を駆け巡ります。

ジャスティーの他に、East Van Jam(イースト・バン・ジャム)というローカルジャムも3月末までVOICEとチャリティー企画を組んで貰っているブランドです。イースト・バン・ジャムの創設者のナタリーは2児の母親であり、個人事業主です。

一般のジャムはフルーツと砂糖の比率が1対1であるのに対して、ナタリーのジャムは4:1と圧倒的にフルーツが優勢。しかも、使用するフルーツは、ストロべリー、ブルーベリー、ネクタリン、ラズベリー等、全てBC州産のフルーツを扱っています。ノーズピアスをして個性的な彼女に相応しく、各ジャムのフレーバーに由来するユニークなキャラクターが瓶に描かれ、フレーバーの説明ではなくそのキャラクターの性格が記されていると言う、ちょっとユニークなブランドです。イースト・バン・ジャムは、ジャムというよりフルーツの塊を食べている様なそんなフレッシュさがあります。

またナタリーも慈善活動に熱心な女性で、売上げの一部をアーティスト基金や食料支援基金などに積極的に寄付しています。「いくら支援してもしきれない社会問題がまだまだ沢山ある。今年は沢山ジャムを作ってどの年よりも沢山寄付に充てる」と、涙ぐみながら話す彼女に感銘を受けました。

因みに、イースト・バン・ジャムの「Serene Nectarine」(セリーン・ネクタリン)という名の「独立して自給自足力があり、親切心と愛を常に持つ」ネクタリン・ジャムをオンラインショップで購入すると、20%がVOICEとローカル環境保護団体に寄付されます。このジャムはチェダーチーズとクラッカーと相性抜群なんだとか。

気がつけば、自分達のローカルサポートはお互いをサポートする関係になって来ています。互いに支え合い磨き合って、美しい光を世に放つことが出来たらと、そんな想いを胸にいつもVOICEの取材に出掛けます。美を表現する形は何であれ、そこに陰ながら貢献出来る事がやはり嬉しい毎日です。

VOICEはこちらより読みに来てください。週2位のペースでバンクーバーの美しいVOICEをアップしています➡️ https://yushiin.com/voice/

Photos by YUSHiiN LABO

Hope and Cheer

柔らかい日差しが半年ぶりに戻って来て、春の訪れを感じる季節になりました。バンクーバーで春を感じる最初のサインは、クロッカスの群衆とスノードロップでしょう。クロッカスの花言葉は「青春の喜び」「元気」、そしてスノードロップの花言葉は「希望」「慰め」。どちらも春めいてくる時間の中で、心が浮き立ってくるようなそんな響きがします。

カナダの春は、生命力の強さを教えてくれます。まだ背後の山々には雪景色が広がり、ピンと張り詰めた冷たい空気が吹く中で、新しい命が芽吹く瞬間が私は大好きです。

特にクロッカスの群生はお見事。誰かが袋一杯の種を溢してしまったかと思うほど、木の根元や日当たりの良い芝生の上にお花畑のように咲き乱れます。一斉に太陽の方向を向いて、小ぶりで鮮やかな花を咲かせる力強いクロッカスの姿が、長い冬の終わりと共にやって来る春の時間を知らせてくれます。

クロッカスに続いて、霜や凍結にも負けずに勢いよく芽吹いて来る命はこの頃どんどん加速します。家の外のプランターに忘れたように植えてあったチューリップの球根がニョキニョキ芽を出始めました。

冬に植え付けたガーリックの芽も日々元気に伸びて行きます。今年の夏は初めて自らガーリックの収穫が出来るかな、と今からわくわくしています。

芽吹くのは種や球根だけではありません。黄色い枝を茂らせるサボテンのような形をした不思議な樹木が近所の公園に存在するのですが、毎年冬も終盤になると根元の大きな幹だけを残して市の役員が容赦なく剪定します。今年は偶然その剪定日に遭遇して、公園に大量に切り落とされた黄色い枝が無作法に放置されていました。しばらく観察していると、おばさんがいそいそとやって来て枝を拾い始めました。思わず、「その枝どうするんですか?」と尋ねてみると、「この枝は強くて丈夫で、ガーデニングに使うの。トマトや胡瓜などの支柱に最適よ。しかも、土に差し込んで置くと可愛らしい緑の葉っぱが芽吹くのよ!」と詳しく教えてくれました。市の方も、近隣の住人がガーデニング等にこの枝を再利用するのを知っているそうで、切り落とした枝を「ご自由にどうぞ」と言わんばかりに放置しています。おばさんと立ち話をしている最中に、どこから噂を聞きつけたか、人々が続々やって来て枝を拾い始めていました。

私も真似して数本持ち帰り水挿ししておくと、数週間後に緑色の小さな葉っぱがあちらこちらから顔を出し始めて、とっても可愛い!今ではちょっとした室内のミニオアシスになっています。

とある海岸沿いに生息していたローズマリーの生命力も強いです。ちょっと摘んで持ち帰り生けておくと、可愛らしいラベンダー色の花を咲かせてくれました。ローズマリーは簡単に挿木も出来て比較的簡単に増やすことが出来ます。

一見止まった景色の中に、新しい小さなパワーが宿っている。生命とは短く、はかなく、けれど強く根性あるものなのではないでしょうか。「希望」と「元気」と言う言葉がぴったりの春になって欲しいと今年はより一層強く思います。

Mindful Face 8 – Be Conscious of the Unconscious

無意識を意識する作業は、顔面神経麻痺を経験した人であれば誰もが意識する大事なトレーニングの一部ではないでしょうか。日頃気にも留めない小さなものが、顔の片面が動かなくなる事で、どれだけ大きな働きをしてくれているか気付かされます。数ある無意識の中でも、特に「瞬き」は私に大きな影響をもたらしました。

そもそも、顔の異変に気が付いたのは瞬きが出来ない自分の顔を鏡で見た瞬間でした。あまりにも無意識な仕草故、「何か目が変だな」と言う感覚だけで、鏡を見るまで自分の右目が瞬きをしていない事に気が付きませんでした。それに気付いてからは、さぁ大変!

一般の成人で1分間に10~30回繰り返すこの繊細な仕草は、自分の目をありとあらゆる外的要素から守ってくれています。まず、目が乾くので頻繁に軟膏や目薬で潤い補給をしないといけません。就寝時は柔らかい医療用テープでまぶたを閉じないと、寝ている間に大怪我になりかねません。更に、ふわりと風でも吹けば目がしみる。小さなホコリや虫が飛んで来ても、目を見開いて待ち構えるしか出来ません。この時期、私の右目は沢山の虫をオープングローブの様にキャッチしていました。まつ毛も日々抜けて生え変わりますが、それが目の中に入らない様に守ってくれているのも瞬きです。髪の毛先が1本でも触れれば、「痛っ!」となるありさま。シャンプーや洗顔の時も細かい注意が必要です。瞬きなしの眼球は、素足で山登りをしている位、何とも過酷な状況に曝されるのです。

私の場合、最初の数ヶ月は軟膏とヒアルロン酸ナトリウム点眼液を毎日ヘビロテしていました。更に、医者からは充血がある時の軟膏と、痒みが出た時の点眼液、そして長期戦を考慮して長く安心して点眼できる無添加の人口涙液型点眼剤を処方され、目薬だけでも5種類以上も保持するという大掛かりな事になっていました。自分のポケットや化粧ポーチの中に、必ずお守りのごとく点眼液が装備されている状態が1年以上続いたのです。

薬を好まない性格上、ここ最近はアーユルヴェーダの自家製ギーを目のトリートメントに愛用しています。ギーはバターから水分と不純物(タンパク質)を取り除いた純粋なオイルで、消化促進、免疫力向上、悪玉コレストロールを下げ、質の良いエネルギーとして食用に幅広く使えます。また、眼のケアとしても有名で、ギーに含まれる豊富なビタミンAは眼の健康維持や視力改善に役立ちます。携帯やパソコンで目を酷使している人やドライアイの人にもナチュラルな眼のトリートメントとして、手足のマッサージオイルとして、アンチエイジング効果や抗酸化作用もあったりと沢山の効能が備わっています。食べて良し塗って良し、お家で簡単に作れる我が家の万能オイルです。

瞬きは無意識なだけに、トレーニングするのも一番根気がいる作業です。変に意識して瞬きを試みると、顔の他の部分に力が入ってしまったり、シワが寄ってしまったりで、綺麗に開閉出来ません。顔全体の力を抜いて、顔面神経麻痺スペシャリストに習ったピラティスの様に地味なトレーニングをコツコツと続けるしか道はありません。ミリ単位で瞬きが上手になっていく度に感極まる思いでした!

人は何かを失う事でそのありがたみを知ることが多々ありますが、不思議な事に、まず失ってみないとそれに気が付きません。顔に限らず日常の中の無意識を探して見ると、些細なものに守られているそんな日常が見えてくるのではないでしょうか。小さなものや、空気の様なもの、当たり前に存在するもの程、なくてはならない絶大なものなのだと、瞬きが教えてくれました。無意識を意識してみると、身の回りの小さなミラクルに感謝せずにはいられません。

注)これはRHSに対する専門的医療知識を提供するものではありせん。あくまでも個人的な経験を通して感じた事や学んだ事として参考にして頂ければ幸いです。

A walk in the woods

「森へ歩きに行かない?」そんな友人からのお誘いが最近増えました。何て粋でカナダらしいお誘いだろうと常々思います。コロナウィルス感染拡大防止の為、家族以外となかなか外出や外食が出来ない中、唯一カナダの美しい自然は厳しい現状を忘れられる憩いの場を私達に提供してくれます

冬は太陽の顔を忘れる程、毎日雨が降り続くバンクーバーですが、カナダ人は傘もささずに平気で雨の中を歩いたりジョギングしたりします。私は流石に雨の中は歩きたくないと長らく思っていましたが、最近小雨程度ならありかもと、冬の雨の森を歩くのも好きになって来ました。

冷たい雨に濡れた針葉樹と苔蒸した香り、樹々の合間を幻想的に揺れる霧のカーテン、そしてあちらこちらから溢れた小川がトレイルにまで流れ込み、足元でチョロチョロと可愛らしい音をBGMに聴きながら歩くのは何とも清らかな気持ちにさせてくれます。

面白い事に、カナダ人はハイキング中終始お喋りが止まりません。しかもカフェで話す様な本気のお喋りがほぼ休みなく続くのです。これはコロナに始まった習慣ではなく、一緒に歩く相手が家族、恋人、友人、誰であろうと大抵皆ぺちゃくちゃお喋りをしながら歩いている姿が以前から印象的でした。「何をそんなに熱心に話してるんだろうか?」黙々と静寂なトレイルを歩くのが好きな私の素朴な疑問の1つでした。

最近、その疑問が何となく明らかになってきました。カナダ人の友人とハイキングに行く時、歩き始め前半は決まってお互いの近況報告会から始まります。ここ最近何していただの、どんな出来事があっただの、そんな会話を木の根っこを避けながら、雨でぬかったトレイルを登ったり下ったり結構なスピードで進みながら、話し続けます。一通りお互いのアップデートが終わると、お次は大抵自分達が気になっている自治問題の話題へ移行します。実は、私はここのトークが結構好きです。違う人種や文化背景を持つ人が、世の中の情勢やカナダで起きている社会問題をどう捉えているのか、違う角度からの意見は毎回とても興味深いです。ちょっと重いトピックでも、身体を動かしながら、周りの美しい景色も手助けしてか、「この問題についてはどう言う意見?」なんて、さらっと意見交換出来たりするのです。ハイキングも終盤に入ると、話題もその場その場で適当に移りますが、とにかくお喋りはノンストップ。このトレイルでこのスポットが一番お気に入りだとか、急に謎謎やお互いの質問コーナーが始まったり。そんな感じで数時間喋りっぱなしのハイキングが続きます。

ちょっと静かに森の声も聞きたくない?とふと思っていると、「今の音聞こえた?あれはリスの鳴き声ね」とか「ちょっと止まってみて!静かよね~~」なんてちゃっかり自然にも耳を澄ませていたりもするから可笑しくなります。

カフェで会ったり、街に繰り出すよりも、私は森の中で友人と会う時間がどんどん好きになって来ました。美しい自然と冬の澄み切った空気の中では、自然と伸び伸びと会話も弾みます。すれ違う人も皆笑顔で挨拶を交わします。「森へ歩きに行く」は、とてもカナダらしい社交場なのではないでしょうか。濡れた森を歩く度に心が晴れあがります。そして何より、森でお喋りをする度にまた一つ友人の事が深く知り合える、そんな素敵な交流の時間が流れています。

Mindful Face 7- Take a break

「あわてない、あわてない。一休み、一休み。」は誰もが耳にした事がある一休さんの名言。顔面神経麻痺を治療していく上で、この様な境地に心を落ち着かせる事が出来たらとても理想的では?、と最近よく思います。

もちろん、発症直後は時間との戦いです。72時間以内に薬物治療を速やかに開始出来るかが顔面神経へのダメージを減らす鍵となります。それ以降は、長い時間を要する地道な日々のセルフケアと脳のトレーニングが始まります。私は2019年の4月にラムゼイ・ハント症候群(RHS)が発症してから、ほぼ毎日欠かさずセルフケアを続けていますが、発症直後から書き続けていた日記は去年の2月でストップしていました。Mindful Face(マインドフル・フェイス)の前回の投稿も気が付けば6ヶ月程前。自分の中でちょっと一休みモードに入っていたのかも知れません。

毎日同じケアを根気よく繰り返すことは意外と大変で、たまに内なる自分の声が「休みたい」と言って来ます。そんな時は、思い切って顔面神経麻痺のことを忘れてみるのもありだと思うのです。普段のルーチンから自分を解放してあげると、また前向きにセルフケアに励めたりするもの。

「普通」でない自分の表情を早く治そうと、全速力で完治を急ぐ人もいると思います。医者の中でも「2年位で神経が元に戻らなかったら、完全に治るのは難しい」と言う人もいます。だから、あせってしまう。

しかし、何度も同じ動作を繰り返すトレーニングや優しいマッサージをする地味なセルフケアで、あせりは禁物!ゆったり心をフラットにして、コツコツと続けることで必ず成果は出ると私は信じています。四六時中、顔の事ばかり考えてしまうのもストレスになるので要注意!時が解決してくれる事もあると思って、目の前にある生活を楽しむ事も大事です。

私は大きく口をあ~っと開くと、病的共同運動のせいで右目が細く下に下がってしまう症状がありました。しばらくこの動作はやらずにマッサージだけ続けていましたが、つい数週間前、思い出したかのようにやってみると目元に影響が出ることなく普通に口を開ける事が出来ていました。セルフケアの積み重ねの大切さを確信した瞬間です。

マインドフル・フェイスの投稿もお休みモードでしたが、また書き始めるきっかけを作ってくれたのは、他でもない自分と同じく顔面神経麻痺に悩んでいる人達でした。顔面神経麻痺についての情報は乏しく、ネット上に様々な情報が混在します。投稿を更新していなかった期間中も、ネット検索で私のマインドフル・フェイスに辿り着いたと言う方々から数々のメッセージを受け取りました。「勇気をもらった」、「やる気が出た」、「癒された」。そんな言葉に、自分の経験や知識が誰かの役に立てればと原点回帰させてもらいました。

RHSを完治するスピードは人それぞれで、身体の回復能力を信じ地道に歩んでいけば必ず体は反応してくれます。氣持ちが疲れたら顔と向き合うのをサボる日があっても良いのです!あせらず、一休みしながら、普段の生活を楽しみ心の空気を入れ替えてあげる事。それが返って治療になったりするのではないでしょうか。1年と8ヶ月、私は一休さんモードで90%回復しています。

注)これはRHSに対する専門的医療知識を提供するものではありせん。あくまでも個人的な経験を通して感じた事や学んだ事として参考にして頂ければ幸いです。

Local Feast!

買い物をする度、BC州内で生産・製造されたローカル商品を意識的に購入する事で、個人が担うフットプリント(環境負担)の軽減に繋がるそうです。あるBC州のリサーチでは、個人消費のわずか10%がローカルビジネスに傾くだけで、雇用や利益の循環が生まれ、多国籍企業に比べ何倍もの経済効果が期待出来ると言われています。

私も日々、個人消費がローカルに向くよう心がけています。今年のクリスマスは80%ローカルを目指してお祝いしようと、様々なローカルビジネスからの食の恵みと面識ある彼らのストーリーを思い返しながら楽しみました。

初トライしたお手製パンプキンパイ。主役のパンプキンは、バンクーバーから車で約1時間の農業都市、Abbotsford(アボッツフォード)のオーガニックファームClose to Home Organics(クローズ・トゥ・ ホーム・ オーガニックス)より。オーブンが強かったか、ちょっとひび割れましたが優しい甘さのパンプキンパイが出来ました。

テーブルセッティングには、100%オーガニックリネンを扱うCloth Studio (クロス・スタジオ)のテーブルナプキンと、Reclaimed Print Co (リクレイムド・プリント社)の廃材を再利用したコースターをワイングラス用に添えてみました。どちらとも素朴だけど温かみある素材が大好きです。

アパレティフはオカナガンにあるワイナリー、8th Generation (エイスジェネレーション)から発泡酒、Integrityをチョイス。オカナガンの「プロセッコ」と親しまれ、ワインを仕込む過程で発生した炭酸をそのまま瓶詰めしているので、頭痛や嫌な膨満感が出ません。

アパレティフのお供は、Golden Ears Cheese Crafters (ゴールデンイアーズ・チーズクラフターズ)の牧草牛のチーズと、最近ハマっているオーガニックビーガンクラッカーのHippie Snacks(ヒッピー・スナックス)。チーズは普段あまり口にしませんが、このコンビが堪らなく美味しい!幾つでもいけちゃいます。

メインはもちろんチキンロースト。今年はノースバンクーバーにお店を構えるホルモンフリーでサステイナブルな食肉を扱うTwo Rivers Meats(ツー・リバーズ・ミーツ)のオーガニックチキンを丸ごと一匹焼き込みました。昔友人に教えて貰った秘伝のタレで漬け込む事3日間。失敗知らずのレシピとローカルスイートポテト&自家製ギーのマッシュ添え。

お野菜は大好物のローカル芽キャベツを2種類。カナダ先住民でLGBTQ経営者のOne Arrow Meat (ワン・アロー・ミート)のスモークベーコンと一緒にメープルローストした1皿と生サラダ仕立てにしたものを作ってみました。

チキンのお供にはオカナガンはMoon Curser(ムーン・カーサー)2018年シラーを。シラーだけどチキンに合うと言うレビューを信じちょっと冒険してみたけど、やっぱり重め。ワインのペアリングはやはり大事です。気を取り直して、8th Generation2017年メルローxカベルネソーヴィニヨンを開けました!シラーはシラーでとっても美味しいけれど、チキンにはこちらで正解!

そして、ディナータイムは終始、Hives 4 Humanity (ハイブス・フォー・ヒュマニティー)の手作りミツロウキャンドルの柔らかい光が、美味しい時間を美しく演出してくれました。

と、100%とは行かずとも大半ローカルで挑んだ今年の我が家のクリスマス。食事から装飾品まで自分が住む州内のものでほぼ完結出来るって、とても貴重で贅沢な事だと常々思います。「今日は何%ローカル達成~!」と毎日の消費行動に取り入れてみたら、知らずと楽しくローカルビジネスに貢献しながら自分のフットプリントも削減出来るのかも知れません。

注)食事を楽しむのに夢中で、写真がお粗末なのをご了承ください…(。-_-。)

Charitable Mind

クリスマスが近づくと、カナダでは様々な慈善活動や、寄付の話や、小さな人助けの話題が普段より目立ち始めます。今まで慈善活動と聞くと何だか敷居が高い印象がありましたが、今年はローカル支援プロジェクトVOICEを通じてチャリティー団体への寄付など、「人助け」についてより具体的に考えるきっかけが増えました。また、自らの活動を通して別の素晴らしい活動とを知る貴重な機会にも恵まれました。

移民国家カナダは、国民の5人に1人が移民と言われています。「多様性は国の力」と寛容な移民政策を掲げ、特にこの数年はシリアからの難民や移民を公約の25,000人以上受け入れて来ました。バンクーバーでも、さすが移民の国カナダ!と感心させられるローカル事業があります。

バンクーバー在住のシリア難民女性の経済的自立と社会的融合を手助けするTayybeh(タイベ)」母国を追われ、新天地のバンクーバーで何が出来るのか。深い悲しみと無力さと戦う女性達の為に料理を作る場所を提供すること、それがタイベの目的です。

タイベとはシリア語で、シリア人女性が共同で料理をすると言う意味があるそうです。シリアの女性はとにかく料理に情熱的で、母国では家族に限らず親戚やご近所の為にも四六時中キッチンに立って沢山の料理を作るそうです。大勢が食事を囲みながら賑やかに食べるのがシリアの文化で、シリア人女性達はその食を提供することに強い誇りと情熱を持っています。

各家庭に伝わる秘伝のレシピやお気に入りの伝統料理をタイベの共同キッチンで作り、ケータリングサービスやオンラインデリバリーなどでバンクーバー市民に提供しています。シリア料理は、大勢で取り分けられる様な豆のサラダ、ディップ、ミートボール、野菜やチーズが詰まったペイストリーなど日本人の口にも合うものばかり!

共同キッチンでは喪失感や孤独感から解放され、想像を絶する苦境を経てバンクーバー に辿り着いたシリア人女性の新たな交流の場にもなっています。タイベで働く女性は皆働くことが初めてと言います。仕事をする楽しさを学び、仲間同志で交換したレシピを家に持ち帰っては、また料理に励むのだそうです。タイベの料理をオーダーし食べること、それはシリア難民女性の自立に貢献すること。新しい人生を切り開いて行こうとするたくましい女性の姿がそこにはあります。

今年は、もう1つ違う慈善団体と出会いましたHives for Humanity(ハイブス フォー ヒュマニティー:以下 、H4Hと言う、地元で養蜂とその蜂蜜を商品にしている団体です。キャッチーな名前と目を引くモダンなパッケージで、地元のスーパーマーケットやレストランなどでも取り扱われています。私も以前から興味はありましたが、「ローカルハニーのブランドね」位の意識しかありませんでした。

バンクーバーのダウンタウン東側は、ホームレスや麻薬中毒者が集まる非常に治安が悪い地域で知られています。H4Hのオフィスはそのすぐ側にあり、21箇所ある彼らの養蜂所の多くもその近所に開設しています。社会から疎外された人達に自然と触れ合うガーデニングと養蜂の仕事を教えて、彼らの心を癒し更生するきっかけを作る立派な目的があります。

植物を育て、蜂蜜を作り、ミツロウでバームやキャンドルを作る作業は「自分の日常にとても癒しをもたらしてくれる」と皆、口を揃えて語ってくれます。行き場所を失った彼らが、力を合わせて立ち直る道を選び、懸命に自分たちのペースで社会復帰を目指す姿はとても胸が熱くなりました。

「人助け」は、使命を持って組織的に取り組むこともあれば、11人が小さな意識を持つだけで貢献することも出来るはずです。慈善活動のストーリーを知ることで、店頭で彼らの商品を見かけたら買って応援してあげる。食べて応援したり、友人との会話の中で彼らの活動を拡散することだって出来ます。人を助ける姿勢に大小はなく、実はとてもシンプルな気がします。そして、支援される側も自らの力で変わろうと努力している姿を想像してあげること。そんな小さな循環が紡がれるカタチが、「人助け」なのではないでしょうか。

インタビュー記事はこちらから⬇️

Tayybeh(タイベ) : VOICE-90 ①  、

Hives For Humanity (H4H): VOICE-96 ①、

Interview Photos by YUSHiiN LABO

Sprout Power!

最近、スプラウティング(発芽)にハマっています。

きっかけはオーガニック+ビーガン+ローフードのシェフであるAgathe(アガト)さんと知り合ってから。彼女はバンクーバーでSprightly Plant Power(スプライトリー プラントパワー)と言うブランドを持ち、オンラインでも購入できる健康で美味しいクリエイティブな食を作っています。

全ての種子や穀物類はスプラウティングさせてから、生地にしたりミルクにしたりクッキーにしたりと、調理します。アーモンド、カシューナッツ、ウォルナッツ、ひよこ豆、レンズ豆、黒豆、蕎麦の実、キヌア、玄米…と、とにかくスプラウティングの達人。エイジレスでチャーミングで、食は人を造るのだと自ら体現してくれている女性です。

私もナッツや豆類を多く食べるけど、沢山摂取すると逆にお腹を壊したり、膨満感が出たり。そんな悩みをアガトさんに言ってみると意外な答えが返ってきました。

「人間の体は硬い種子を食べ慣れていないの。だからそのまま食べると体や消化に負担がかかる。種子や穀物類をスプラウティングすると、芽が出てとても栄養価が高い植物になる。吸収も消化も抜群で良い事だらけなのよ!」アガトいわく、スプラウティング=「種子」を食べ慣れた「植物」に変える作業なのだ。

芽を出すと種子や豆の中に蓄積してきた栄養素が新たなビタミンや栄養素に変化して、栄養エネルギーが最高レベルになるのです。と、そんな事を知ってしまったら、全ての種子や穀物類をスプラウティングしたくなってしまう!

もう何年も玄米はスプラウティングして炊いてるけど、他もやってみるとグングン芽の成長が観察出来て面白い!種子の状態や環境条件にもよるけれど、大体2〜3日で発芽してくる姿はなんとも可愛らしい。

ひよこ豆、大豆、白インゲン豆などは比較的簡単にスプラウティング出来ます。発芽したら、カレーやスープ、サラダのトッピングなど色々使えて便利。

黒豆もスプラウティング!これで黒豆煮を作るとぐちゃぐちゃになるのでおすすめしませんが、黒豆茶におすすめ。軽く炒ってお茶にして飲んで楽しんだ後、黒豆ご飯として炊きます。無駄なく完全なるホールフード!

一番コツがいるのは、キヌアのスプラウティング。あまりに小さいので芽が出るのか?と疑っていたけど、ちゃんと出ます!発芽したキヌアは、全ての必須アミノ酸、高プロテイン、植物繊維、鉄分が豊富な最強スーパーフードに変身。しかも発芽すると生でも食べれるので、そのままスムージーやサラダのトッピングにしたり。私は朝食のオートミールと一緒に軽く調理してから食べるのが好みです。

ちなみにかぼちゃの種は発芽しずらい種子の1つ。こちらはオーブンで海塩と少量のココナッツオイルと一緒にさっと焼いて、ヘルシースナックとして頂きます。

小さな種子に宿る、大きな生命力。

どんなものにも命が宿り、食べることは命(エネルギー)を頂くと言うこと。袋や容器の中で静かに長期間眠っている種子や穀物でも、溢れんばかりのエネルギーが詰まっています。スプラウティングをしてその栄養素を最大限に目覚めさせてあげる事を心掛けてみませんか?

因みに、貴重な栄養素を壊さない為にもなるべく火を通さないか、46度以下で軽く調理する位で頂くのがおすすめです。

Fall Affair

111日、カナダでは冬時間に時計を1時間戻します。夏時間と冬時間。いつもどっちに時計の針を動かすか覚えられなくて、友人から「Fall Back, Spring Forward」(秋は戻して、春は前に飛ぶ)と、とっても自分の気持ちにシンクロする言葉を教えて貰い、これからは馴染めそうです。

今年のバンクーバーの秋はなかったに等しい位、あっと言う間に過ぎ去り、秋と冬が同時に到来したような寒い季節が足早にやって来ました。寒暖の差が激しかった分、紅葉は鮮やかに美しく、短い期間でしたが十分に楽しむことが出来ました。

カナダの東は「メープル街道」と言われるほど、街を真っ赤に染めあげる赤い紅葉で有名ですが、バンクーバーがある西側は赤と言うより黄金色の眩しい色が目立ちます。私はそんなオレンジや黄金色に輝く温もりのある秋の色も大好きです。

山間や苔むす森の中の秋化粧は、深いトルコブルーの湖面や苔の緑とのコントラストで一層鮮やかに映え、ずっと佇んでしまう程私の目を楽しませてくれます。

そして、秋と言えば「食欲の秋」!!今年の秋は、ご近所さんから頂いた、大量のリンゴでアップルソースやアップルバターを沢山漬け込む作業からスタート。1週間ほどリンゴ漬けになり、様々なレシピのリンゴを食べました。人生初の缶詰作業もトライして、この冬は美味しいリンゴを長く楽しめそうです。

10月~11月にかけては、初の松茸狩り!松茸狩りは、プロの職業としている人も多く、過剰な採取を避ける為、地元の人でさえそう簡単に松茸が生息している場所を知る事は出来ません。幸運にも今年はご縁が重なり、松茸狩りを何回か楽しむ機会がありました。やはり、自分の足で山に入り、松茸を探し手で掘る作業は最高の秋のイベントです。

土瓶蒸し、松茸ご飯、松茸のすき焼きと、日本の松茸に負けない位、風味豊かな松茸を堪能しました。

サーモンの国カナダでは、サーモンの遡上が秋の風物詩でもあります。川沿いを歩いていると、この時期必ず誰かしらサーモン釣りをしている光景に出会います。

カナダ人は筋子に興味が無い人も多く、釣った鮭の筋子を川に放流している事もあります。偶然川辺で見つけた筋子。。。「おいしそう!」と思わず持って帰りたかったけど、流石に鮮度が不明だったので断念しました。

ワイルドは諦めて、今年は新鮮な筋子を購入して初のイクラの醤油漬けを作ってみました!以前から作ってみたかったお手製のイクラ作りに大興奮!!

手作りのイクラは、市販のものとは比べ物にならない程、ぷりっぷりで透明感あるオレンジ色の宝石の様。贅沢に出し汁と醤油、そして日本酒で漬け込んで、最高の珍味となります。

何だか今年の秋は「人生初」イベントが盛り沢山で、あっという間に過ぎ去りました。明日には終わってしまうかもしれない秋をどれだけ充実させたかで、長い冬を前向きに乗り越える心の準備が整います。

カナダの秋は、いつも私にお金では買えない素晴らしい恵みと贅沢なひとときが存在することを静かに教えてくれます。

Summer of 2020

秋分の日が過ぎ雨が降り始めると、バンクーバーの冬はもうすぐそこまで来ています。今年の夏は海外渡航や国内移動に厳しい規制があったにも関わらず、「最高の夏だった!」と言う声をよく聞きます。私もその1人です。

国外に出られない分、自分のいる場所を思いっきり満喫した夏でした。前年よりもっとキャンプに出かけ、山を歩き、湖や海で過ごしました。ずっと行きたかったワインカントリー・オカナガンにも旅する事が出来ました。

短い夏を活動的に動き回りましたが、それでもブリティッシュコロンビア州内のごくほんの一部。カナダがどれだけスケールの大きい国土なのか、同時に思い知らされた年です。

旅もそうですが、今年の夏は私の中でハイライトとなるイベントが2つありました。1つは、ローカルサポートプロジェクトVOICEを通じて知り合った、Ocean Ambassadors Canada (オーシャン・アンバサダーズ・カナダ/ 以下OACの創設者アリソンとの出会い。OACはプロジェクトVOICEが継続的に寄付をしている非営利団体で、海洋汚染問題に積極的に取り組んでいます。「海を好きになってもらう事で、海洋汚染問題に興味を持ってもらう事」を目的とし、地元の小学生を対象にスタンドアップパドルを教えて、海で楽しく遊びながら海洋プラスチックの問題や危機に直面している海洋生物について教え、変化を起こす行動を呼びかけています。

夏の終わり、アリソンが人生初スタッドアップパドルに誘ってくれました。水際で海を見るのと、パドリングで沖まで漕いで観察するのとでは景色がまるで違います。自分の真下でアザラシが小魚を追っている姿や、クラゲの大群がふわふわと波に揺られながら浮遊していたり。目の前の海の中で繰り広げられる別世界に魅了され、OACの思惑通り海洋汚染についてもっと勉強しようと思うようになりました。

海の中で何が起こっているのかは地上と違って、自分の目で確かめる事は難しい。ですが、マリンスポーツを通じてとてもわかり易く、より親身に海洋汚染問題を考えるきっかけを作ってくれます。「海」と言う共通の好きなものを通じて、アリソンと彼女の活動に出会えた事は、私の夏をより有意義なものにしてくれました。

2つめのハイライトは、The North Shore News(ノースショア・ニュース)を通しての出会い。The North Shore Newsとは私が今住んでいる地元新聞社で、1969年創業以来コミュニティーに密着したネタを取り上げている新聞です。新聞と言うものが主流でなくなり、オンラインに移行するも今は毎週水曜日、1回だけ新聞が発行されています。以前から私はこのThe North Shore Newsの愛読者で、彼らから「ローカルコミュニティーを支援しているプロジェクトVOICEを取材したい。」と連絡が来たときは、もう大喜び!!そして、流石に情報網が広いよね、と感心しました(笑)。

何回かメールでやりとりをし、電話インタビューを受けている最中にふと気がついたのです。やりとりをしている記者の名前が何か聞き覚えがあるなぁ〜、と。すぐに電話後、新聞を探ってみるとやはり!!!The North Shore Newsで私が一番大好きな記事を書いているアンディーさんが担当者だったのです! アンディーさんは元はスポーツ記者ですが、The North Shore Newsでは「Laugh All You Want」と言うコメディータッチのコラムを書いています。社会的問題を独特のユーモアセンスで面白おかしく書いている文章が私はとても大好きなのです。

そんな敬愛するアンディーさんに記事を書いてもらえるなんて、人の巡り合わせとは何とも不思議です。ちゃっかりお茶の約束までして、つい先日直接お会いする事が出来ました。

この夏を振り返ると、そんな素敵な巡り合わせが多々ありました。限られた行動範囲で向かった美しい場所、出会った美しい人々、共有した有意義な時間…。とても身近なところで、人生の広がりを感じさせてくれた夏。パンデミックで強いられた特別な時間は、最高の夏を届けてくれました。

Wine Country Okanagan

カナダは実はワインの国です。大半が自国消費されるので、ほとんど輸出される事はありませんが、テロワール(風土と土地の個性)を重視したクオリティーの高いワインが数多く生産されています。その為、環境やサステイナビリティーに配慮したワイン作りが主流になってるワイナリーが多いのも特徴です。

BC州は、3702019年度統計)ものワイナリーが存在し、年間100万人以上の観光客で賑わいます。その中でも、オカナガンは「世界一美しいワインの産地」と呼ばれ、カナダワインの代表産地。南北に長くのびるオカナガン湖を中心に、ケローナから南はサマーランド、ペンティンクトン、ナラマタ、最南のオソユースとシミルカミーン渓谷まで、沢山のワイナリーが点在しています。

毎年大勢の観光客で賑わうオカナガンですが、コロナの影響とワイナリーの現状を、ローカルサポート「VOICE」の一環で取材して来ました。バンクーバーの日本語情報誌、「ふれいざー」9月号に投稿させて頂いた記事を織り交ぜながら、オカナガンの魅力をご紹介します。

オカナガン渓谷に隣接するシミルカミーン渓谷は、急斜面の山に囲まれた細長い渓谷です。風が絶え間なく吹くため害虫から守られ、農薬等の散布をあまり必要としない特徴もあります。「カナダのオーガニックキャピタル」として知られるほどオーガニック農法が盛んな地域でもあります。

ここシミルカミーン渓谷でナチュラルワインに力を注ぐ家族経営のワイナリー、Orofino –オロフィノ」。オーナー夫妻は元教師と元看護婦という異業種出身。2001年にサスカチュワン州から引っ越して来た時は、トラクターに座った事もない農業未経験者でしたが、今はシミルカミーン渓谷を代表するオーガニックワイナリーです。

サステイナビリティーにも拘り、わら式の屋内で温度管理は自然に任せ、じっくりとワインを自然発酵させて行きます。ワイナリーの電力も太陽光発電で補い優しい温もりを感じます。元看護師の奥様は元看護師なので、テイスティングルームの安全&衛生管理が徹底されていて、安心した時間を過ごさせてくれる配慮も流石。

「ワインキャピタル」と呼ばれるオカナガン渓谷の南に位置するオリバーは、BC州の約半分の葡萄畑があり、ここだけで40以上ものワイナリーが営まれています。パンデミックの真っ只中でも、新しいワイナリーが幾つか誕生していました。

French Door-フレンチドア」は今年6月にオープンしたウェスト・バンクーバー出身の家族が経営する可愛らしいワイナリー。フレンチシック漂う白を基調にしたテイスティングルームはフランスの田舎のファームハウスのイメージ。もちろん葡萄は全てオーガニック&自然発酵のワインです。プロヴァンススタイルのロゼが人気で、なんと今年は生産したワインが7月末には全て完売という好調スタート!これからが楽しみなワイナリーです。

Phantom Creek –ファントムクリーク」も同じくオリバーに6月に誕生したばかりの新星ワイナリー。オーガニック&バイオダイナミック農法のこだわりと世界有数の最先端の施設で作られるワインは「最高峰」という名が相応しく、今現在はワイナリーかオンラインオーダーのみ、ここのワインを飲む事が出来ます。

ゲートを抜けて小高い丘に向かってドライブしていくと、別世界のような美しい光景が待っています。美術館のように美しい施設、絶景に溶け込んだモダンなパティオ訪問の際は、ワイナリーツアーとテイスティングを必ずセットに予約して欲しい!CEOのシリー氏は、カルフォルニアとチリの有数なワイナリー経験の持ち主。ファントムクリークのワインを世界レベルのワインにすると張り切っています。

場所を移動して、お次はウエスト・ケローナへ。1859年、ここケローナで最初のブドウの苗が植えられたのがオカナガンワインの始まりと言われています。

Kalala Oragnic –カララ・オーガニック」のオーナーのカーネイルさんはインドのパンジャーブ出身でシーク教徒。「お酒を飲まないワインメーカー」として知られていますが、彼の作るワインは数々の賞を受賞しています。

カララは「奇跡の場所」という意味。コロナの影響で5月・6月とワイナリーを閉じていた際、支えてくれた人々に感謝を込めて、夏の間BC州内1ケース以上から送料無料キャンペーンを実施中。毎年限定でリリースされるオーガニックアイスワインも絶品です。

サマーランドは、オカナガン湖の南西に位置するなだらかな葡萄畑と青々とした湖が望めるとても美しい場所です。

ワイン作り8世代目の歴史あるドイツ系家族がサマーランドに移住を決めたのは2003年。8th Generation・エイスジェネレーション」は、今ではこの地域を代表する実力派ワイナリーです。もちろんお得意はリースリング!種類も豊富!スパークリングロゼには自家製炭酸を注入していると言うこだわりも。古い農家を改築したウッディーなテイスティングルームの中は、家族の歴代写真やローカルアーティストの作品が飾られ、友人宅に招待されたような居心地良い雰囲気が漂います。家族総勢でワイン作りに勤しむ姿勢にもほっこりさせられます。

Sage Hill・セージヒル」はサマーランドの外れにある、静かな道の行き止まりにあるワイナリー。周りはラベンダーの花が咲き乱れ、すぐ目の前にはオカナガン湖が広がり素敵な時間が流れています。

元大工でバーナビー出身のオーナー、リックさんがワインに興味を持ち始めたのはなんと幼少期!祖父が裏庭で穫れた葡萄で手作りワインを生産していた事がきっかけでした。ワインは全てオーガニック&ビーガンワイン。バンクーバーの高級ホテルを始め、数々のFarm-to-Tableのレストランに卸しています。因みに、彼の息子が近年手掛ける「Keenan-キーナン」ワインも人気急上昇中だそう。

最後の訪問地は、オカナガン湖の東側に位置するナラマタ。丘の斜面にびっしりと葡萄畑が連なり、大小様々なワイナリーが肩を寄せ合うように点在しています。その中をすり抜けるように走るナラマタロードをドライブするだけでも楽しい気分になります。

La Frentz –ラ・フレンツ」はナラマタを代表する実力派ワイナリー。オーストラリア系オーナーは、母国オーストラリアとオカナガンで長年の経験を持つベテラン。ここで7年間働くワインメーカーのドミニクさんも同じくオーストラリア出身。

サステイナブル農法で、「美味しい葡萄を育てる事が美味しいワインを作る」と断言。葡萄収穫後はあまり人の手を掛けません。ほぼ全てのワインが無清澄・無濾過で作られているのは、葡萄に絶対的な自信を持つ証です。ポートフォリオとリザーブの2種類のテイスティングが用意されていて、出来れば両方トライ!迷ったらリザーブがおすすめです。

Poplar Grove – ポプラーグロウヴ」は、オカナガンを代表するワイナリーで、男系の一族。初代オーナー・父親トニーさんと4人の息子家族(孫5人も全員男子!)がワイナリーの全ての業務に携わっています。生産されたワインの95%BC州で消費されると言うローカル人気が根強いワイナリーでもあります。敷地内にはレストランもあり、ワインとペアリングしながら食事も楽しめます。コロナ危機で経営難に曝されている飲食業界の支援の為に「レイクビューロゼ」のオンライン売り上げ毎$5BCホスピタリティー基金に寄付しています。でもやはり、ここの看板はピノグリ!作っても作っても足らない程の人気ぶりです!

華やかなイメージのオカナガンですが、今年は色々なチャレンジに直面しました。ワイナリーの応援は、現地へ訪れる事はもちろんですが、家に居ながらにしてサポート出来ます!クラブメンバーに入会したり、直接オンラインオーダーしたり、レストランやバーで意識的にカナダワインを飲んでみたり。

これから秋の収穫を迎えるオカナガン。今年は各テロワールでどんな葡萄が育ち、どんなワインになっていくのか。それぞれのワイナリーの想いが詰まったワインと来年出会えるのが待ち遠しいです。

Photos by YUSHiiN LABO

 

 

Under the Stars

降り注ぐような満天の星空を、キャンプで訪れた Kentucky Alleyne Provincial Park (ケンタッキー・アレイン州立公園)で見ました。沢山の流れ星と七色に発光するカラフルな星達。この世のものとは思えないほど幻想的で静寂な光景に時間を忘れ、ただ空を見上げて夜を過ごしていました。

ケンタッキー・アレイン州立公園はケンタッキー湖とアレイン湖から成る州立公園で、バンクーバーから内陸へ車で3時間ほどの場所にあります。公園のゲートから更に6km程行くとそこには2つの湖の他には何もない絶景キャンプ場が待っています。

湖の底に沈殿した火山灰が太陽の光が射すことで、水面を鮮やかなトルコブルーとグリーンに輝かせます。水辺には花が咲き乱れ「パラダイス」という言葉がぴったりの場所です。

柔らかい陽が当たる早朝の湖は抜群の透明度。数メートル先までガラスのように澄んでいて、思わずボーッと見入ってしまう程。静止した湖の対岸のどこからか、毎朝狼の遠吠えが響き渡って来るのが日課です。

真昼の太陽は湖全体をまるで絵具を垂らしたかのように、鮮やかなグラデーションへ変化させ、、、

その中をゆらゆらと魚が泳ぎ、時折ポチャンと水面を飛び跳ねる音が聞こえます。何だか北国の湖と言うよりも南国のリゾートに来ているような感覚にさえなります。

魅力的なトロピカルカラーとは裏腹に、水は冷たいですが泳がない訳にはいきません!遠浅な湖をちょっと沖まで泳ぎミルキーブルーの水に包まれると、もう冷たさなど忘れて何とも心地よい気分。

汲み取り式のトイレと水場しかキャンプ場にはありませんが、大自然の中にいる時間は自分を心から満たしてくれます。真の豊かさとは、モノや便利さに依存する事ではなく、身軽になって初めて見えてくるものとキャンプに来る度に確信するのです。

今年の夏は沢山の制限が敷かれ、会いたくても会えない人、行きたくても行けない場所も多いですが、最高のパラダイスは実は直ぐそばにあるという事をカナダの夏は気づかせてくれます。

タイトル写真 by YUSHiiN

Potato Diary

「直心是道場」(じきしんこれどうじょう)と言う禅語を本で読んだことがあります。「大切なことは環境を整えることではなく、志を持つこと」と言う意味ですが、その言葉を胸に、今年の夏は自宅のバルコニーで小さな家庭菜園に励みました。

家庭菜園には庭が必要。庭でなくてもせめてコミュニティーガーデンでやってみたい。バルコニーでは難しい。毎年いろいろな思いがありましたが、今年は思いつく野菜を自由に育ててみる事にしました。

市販で購入したオーガニックのジャガイモに芽を生やしてしまったことがきっかけで、ジャガイモ栽培を試みる事に。いざ、ジャガイモ栽培といってもすぐに出来る訳ではありません。種芋から育てるには時間とケアが必要です。芽が生えたジャガイモを日当たりの良い室内に2週間ほど置いて、さらに芽を成長させます。十分な大きさに育ったら、ジャガイモを半分に切り、発芽した芽が両方に2つずつ残っていることがポイント。切り口を炭でカバーし、更に2日ほど日光に当て乾燥させると種芋の出来上がり。

3週間の種芋製作後、54日に植え付け。ジャガイモは深さと大量の土が必要なので、バルコニーでも身軽に出来るようポリ素材の鉢を使用しました。しかもこの鉢は脇にジッパーで開閉できる「窓」が付いているので、土の中のジャガイモの成長を確認する事が出来てとっても便利!土は鉢一杯に入れるのではなく、最初は1/3程度でOK!その中に種芋を優しく植え付けます。

 

5月と言ってもここはバンクーバー 。冷え込む日もありましたが、10日程でなんとも可愛らしい青い芽が顔を出してくれました!

芽が出たら後は放置プレーでも、たくましく育ってくれるのがジャガイモくん。4日後にはグングン元気な姿に成長していました。

芽が15~20cmの高さになったら、「Mounting」と言う土を盛る作業をします。一番上の葉だけが見えるくらいまで土を被せ、ジャガイモの成長を促していきます。この作業を2回ほど繰り返したら、うちの鉢はもう一杯になってしまいました。

成長中のジャガイモはバルコニーに小さな緑のオアシスを作ってくれて、何とも気持ち良い~~。このままずっと緑でいて欲しいと思ったほど。お水は土の中に指を深く入れて、乾燥していればあげる程度でOK

収穫は120日後~様子を見て行いますが、7月半ばに1週間程留守にしたら何とあんなに青々しかったジャガイモの葉が一気にしな垂れていました。早いけど収穫のサインと判断し、水やりをストップして1週間ほど掛けて茎と葉がカラカラに枯れるのを待ちます。

早くも約90日間で第一弾収穫の日を迎えました。最初は手探りで、土の中にちゃんとジャガイモが育っているか、幾つあるかとドキドキしながら掘っていくとゴロッとした手探りが!しかも何個も!思わず歓喜の声を上げてしまった嬉しい瞬間でした!

この鉢からは大小のジャガイモ計15個収穫しました。

もう愛おし過ぎて永久保存したい位でしたが、食べられるために彼らも立派に成長してくれたのでありがたく頂きます。我が子の写真撮影を済ませて、ホヤホヤの新ジャガを頂きました。ジャガイモが華となるメニューを考えるのもまた楽しいものです。

2弾収穫日はその1週間後。こちらは小粒も多かったけど、大中合わせて20個ほど収穫しました!

驚いたのは親となった種芋が薄皮1枚のぺらぺらの姿になっていた事。栄養分を全て注いでくれた証拠です。ちなみにもう一つの鉢では跡形もなく土となり消えていました。

ジャガイモ栽培は何か一つの命のライフサイクルを短時間で目撃した気がして、ちょっと胸が熱くなりました。命を育てるとは本当に学び多いものですね。

やりたい事全てのものは、志があれば今その場でクリエイトすることが出来る。場所に囚われず今いる場所で、あるもので、何が出来るのか。クリエイティブな家庭菜園はまだまだ続きます。

Go Camping!

7月も半ば過ぎようやくバンクーバーにも遅い夏がやって来ました。今年は新型コロナウィルスの影響で必要不可欠な海外渡航以外は奨励されていませんが、ローカルを楽しむのはOK! BC州立公園運営のキャンプサイトが予約を再開した525日の朝7時には、5万人以上のアウトドア好きカナダ人が殺到してシステムがクラッシュした程でした。

私も7月に入り、オカナガンへキャンプに行って来ました。オカナガンはBC州最大のワインの聖地。同じ州内でもバンクーバーから高速に乗りノンストップで4時間は掛かります。キャンプしながらワイナリー巡り、と言う少し早めの夏休みを満喫して来ました。

毎年夏の恒例となったキャンピング。今回の旅の前半はオカナガン地域の南端、カナダとアメリカの国境にあるOsoyoos(オソイヨーズ)にあるオソイヨーズ湖のど真ん中に突き出ている半島、Haynes Point(ヘインズ・ポイント)州立公園のキャンプサイトを利用しました。38ヘクタール程の小さくて細長い州立公園ですが、その人気はNo.1! 毎年キャンプサイトの予約が始まる4ヶ月前には秒殺で埋まる人気の場所なのです。

ここは鳥の生殖地でもあって、終日沢山の可愛らしい鳥が飛び交い、彼らの鳴き声がノンストップBGMのように聞こえて来ます。Burrowing Owl (アナフクロウ)の会話するような掛け声も初めて聞きました。

朝は鳥の声で目覚め、柔らかい朝日を湖畔で浴びて…

地消地産のフルーツを朝食にとり、

日中はワイナリー巡り。

オレンジやマゼンタに染まる岩山を眺めたあと…

火を起こしてキャンプファイヤーの前でゆっくりと夕飯の準備をしながら、オカナガンワインで乾杯!!満点の星を仰ぎながら寝る静かな夜は本当に贅沢の一言です。

しかし!キャンプなので優雅なシーンだけではありません。特にへインズ・ポイントは湖と谷間の真ん中に位置している為、夜になると突風が吹き荒れる事がしばしばあります。ある日の夜は時速92km強の風が一時的に吹き、テントが飛ばされるか壊れるか不安で、夕飯どころではありませんでした。そして、鳥達もびっくりしたのか翌朝は至る所糞だらけ

後半に泊まったオカナガン・レイク州立公園のキャンプ場では、乾燥を避けるために自動稼働するスプリンクラーに気がつかず、出掛けている間に干していたバスタオルがぐっしょり濡れると言うハプニングもありました。

キャンピングにはとにかく色々とありますが、美しい自然が目の前にあったらそんなことはどうでも良し!やはりどんな宿泊施設より最高に贅沢な時間を過ごさせてくれます。今年前半は「Stay Home」を経験したからなおさら。自然と一体となって過ごす楽しさと厳しさ、唯一無二の時間を経験させてくれます。