月別: 2018年7月

Canadian Beauty

カナダと言う国、ご存知ですか?
「アメリカの上にあって、広いけど寒くて人が住めない場所が多いんでしょ?」と言う答えが大半返って来る。国土面積は世界第2位&日本の27倍と広大な土地の半分は森林地帯。人口は日本のわずか4分の1の約3、600万人。確かに広くて人は少ない、でもカナダにいると自然の偉大さと人間は地球上で生かされているごく小さな小さな存在にしか過ぎないと身をもって実感する事が出来る。そんなカナダの西海岸の都市バンクーバーに拠点を移し東京との往復生活をスタートしました。

メイクアップアーティストだったら業種的にニューヨークやパリに移る方が良いのではと首を傾げる人もいるかもしれない。でも、カナダは私にとって限りない「ビューティー:美」の宝庫なのです。

そもそもカナダは12歳〜18歳の6年間多感な時期を家族と過ごした第2のふるさと。特にバンクーバーは10月〜3月まで続く冬の長雨はあれど気候も温暖でとても過ごし易い。太平洋から穏やかに流れ込んだ湾に浮かぶダウンタウンとその周りを山と水と緑が取り囲み、まるで公園の中に存在する様な美しい町。車で1時間ほど走れば、北の彼方まで広がる氷河を抱いた山の群に出迎えられ、野生動物はもちろん、数えきれない程の湖、川、トレイルがバンクーバーの裏庭だ。

豊かな大自然あってか、バンクーバーはカナダの中でも一番オーガニック意識が高い都市!日本でも環境やヘルシーライフスタイルに配慮し生活して来たつもりだったけれど、バンクーバー市民の意識は更にレベル高し!と言うか、ナチュラル・オーガニックライフが背伸びしなくても日々の生活の中にごく普通に存在するから素晴らしい!私はビューティーのインスピレーションをごく身近なものから受け取る事が多いけど、カナダからもらうインスピレーションは本当に半端ない。毎日生活しているだけで「美しい〜〜」と叫びたくなる風景、文化、人、香り・・・、カナディアンビューティーが日々私に語りかけてくる。

ビューティーを人に例えるなら、それは単に美しいメイクや装いに留まらない。ビューティーとはその人の中から創り出されるもの。そして顔は個性や生き様を映し出す鏡でもあります。メイクアップアーティストはそんな内側に潜むビューティーをも外に輝き放つお手伝いをしているのだと、年を重ねるごとに強く感じるようになりました。

だからこそ私も出来る限り美しく生きたい!自然と都市のバランスが良いバンクーバー を選んだのもごくシンプルにライフスタイルチョイスだ。自分が心地よいと思うライフスタイルを自ら作り丁寧に過ごすことが、とても大事なビューティーへの歩みなのだと改めて感じる今日この頃。
人と比べずに自分らしい生き方をしているだろうか?自分が心から喜ぶことをしているだろうか?自分自身を大切に、正直に生きることが一番輝かしいビューティーのカタチなのだから、まず今目の前にある1日を楽しくどう過ごすか、そこにフォーカスするだけでワクワク!キラキラ!と内面から変わってくるもがある気がする。

これから私らしいカナディアンビューティーライフの日常を自由気ままに綴っていきますので、どうぞ気軽に読みに来てください。