Life in New Normal

まだ緊急事態宣言が敷かれているバンクーバーですが、2ヶ月に及ぶロックダウンは終わり第2ステージに入りました。前代未聞のロックダウンを振り返ったとき、人の数だけ様々な時間の過ごし方があったと思います。そして、私の時間は「駆け抜けた」という言葉が一番しっくり来ます。

2ヶ月間必要不可欠な外出は禁じられていたものの、途中から始動したボランティア活動もあって、忙しくローカルコミュニティーを駆け巡る日々でした。まさか自分がこんなにもローカルの輪に入って行くとは正直思ってもいませんでした。常にバンクーバーを出たり入ったりしていた私に、1つの場所で「根を張る」面白さと奥深さをロックダウン生活は教えてくれました。

今までやろうと思っていたけど手をつけていなかった事柄にも、色々と着手する時間が増えました。

理想の自給自足生活に向かって、去年より多くの野菜の種とハーブを植えてお勉強。バルコニー栽培なれど、工夫をすると大きい野菜もちゃんと作れます。春先に3週間ほどかけてこしらえた種芋も、今ではバルコニーにグリーンオアシスの様にすくすく成長し、命を育てる楽しさを実感しています。

興味が湧いた料理も片っ端からチャレンジ!手間が掛かって苦手なお菓子作り、ボーンブロスやずっとトライしたかった手作りピザを仕込んでみたり。SNSで見た美味しそうなレシピをあれやこれやと試して、ロックダウン生活の前半はほぼキッチンに立って「食」と向き合っていました。

オンラインビューティーの新しい可能性を見出したのもこの時期です。少しでも癒しと自分磨きの時間を必要とする女性のためにオンラインレッスンをトライしてみた結果、現場主義の私の価値観を塗り替えてくれる良いきっかけとなりました。つい先日は、お声を頂き顔面麻痺で悩んでいる男女20名に向けてリンパドレナージュマッサージ ZOOMオンラインレッスンを開催しました。オンライン硬派の私が、まさかこんなレッスンをする日が来るとは数ヶ月前は全く想像していなかった出来事でした。

ロックダウンがなかったら、きっと出会わなかった人や後回しにしていた事が沢山あった事に気づかされます。

私の好きな本の中に、「Life is what happnes to you when you are making other plans」(人生とは、何かを計画している時に起きてしまう別の出来事)と言う印象的な言葉があります。ある意味、自分では全くコントロールが効かない予想外の出来事が、新しい情熱や人生で本当に大切なものを照らし出してくれるものだと改めて感じます。

まだ駆け抜けている途中ですが、この緊急事態のトンネルの先に「元の生活」ではなく、新しい世界、そして新しい自分がいて欲しい。「New Normal=新しい日常」を謳歌できるように、厳しさもあるけれどギフトの様な今の時間を与えられている事に感謝です。

 

Hear Our VOICE!

今、私の世界はローカル一色です。日本とカナダを頻繁に行き来している私にとって、カナダは心の充電をする大好きな場所。ロックダウン生活は、そんなカナダの生活環境に腰を下ろし、自分の周りを見つめ直す良い機会になっています。

クリエイターとして、ローカルを愛する1人として、今何が出来るだろう?そんな想いからVOICE(ヴォイス)はスタートしました。

VOICEは、カメラマンである夫と一緒に、現在苦境に立たされているローカルの飲食業に関わる人達を回り、彼らのポートレイト写真とメッセージをソーシャルメディアを通して紹介する活動です。彼らのリアルな「顔」と「言葉」で、地元に根付いた安心安全な食を知って貰うと同時に、テイクアウトやデリバリーで必死に経営を繋いでいるお店をサポートして欲しい、と言うメッセージを伝えています。

4月中旬から始めたVOICE。もうすぐ1ヶ月が経ちますが、お陰で毎日が忙しくあっという間に過ぎていきます。私達夫婦はこの壮大な国カナダで、敢えて車を持たない生活をしているので、徒歩やバスを乗り継いて目的の場所へと向かいます。その途中で偶然出会う隠れ家的なお店もあったり、自分の足で歩いて回る楽しさを日々実感しています。

そして何より、ローカルの食文化を築いている素晴らしい人達と日々出会えることは大きな喜びです。馴染みあるお店でも、普段は慌ただしくキッチンやフロアーで働くシェフやオーナーとじっくり会話する機会はなかなかありません。彼らから今の状況や食に対する想い、1皿ごとに込められたストーリーを聞くことで、私のローカル愛は益々強くなっています。

お互い大変な状況にも関わらず、「来てくれてありがとう!」と新鮮な食材を手渡してくれたり、その場でサッとおもてなしランチを拵えてくれたり。サポートに来ている私達が、逆にサポートされたり倍の元気を貰ったりと、どんなに大きな原動力となっているか計り知れません。

決して自分達ばかりでなく、どんな時でも他者を考え、「あのお店にはもう行った?」「あの人も訪ねてごらんよ!」と教えてくれる姿勢が心を温かくしてくれます。

VOICEがスタートしてから、お店を個人の名前で知ることができ、ローカルの食の繋がりにもかなり詳しくなりました!

長期に及ぶロックダウン生活の中で、私はより一層自分の住むローカルを愛おしい眼差しで見つめています。彩り豊かなコミュニティーにしてくれているのは、小さいながら存在するローカルの人達です。これからまた自由に移動が出来る世の中になっても、この小さなコミュニティーがカラフルであり続けて欲しい。VOICEを通しての新しい出会いは、ロックダウン生活で私の1番の宝物になりつつあります。

是非、VOICEの活動のフォローをお願いします💛

インスタグラム:@yushiin_labo_

フェイスブック:YUSHiiN LABO

Cherish Food Life

食材の鮮度=命をどう大事に長持ちさせるか?ロックダウンの日々の中で、スーパーマーケットに行く回数を減らす為、野菜を少し多めに買う事が多くなった私の最近のミッションです。

何年も前からバイブルの様な存在の「野菜の便利帳」は、100種類以上の野菜、果物、ハーブの効能や保存・調理方法が細かく記載されていてとっても便利!

私はお野菜を少し多めに買っては半分を冷凍保存します。そうすると1ヶ月はちゃんと鮮度を保つ事が出来ます。トマトの様な農薬が多く使われる野菜は、しっかりと残留農薬除去の一手間を加えてから丸ごと冷凍保存します。

キュウリの様な水分を多く含む野菜は、冷凍には不向きです。自家製ピクルスにしたりザワークラウトに入れたりすると、長期間美味しく頂けます。

自分でオーガニック野菜を買って冷凍保存用に仕込めば、市販の冷凍モノを買わなくて良いし、何より美味しくフレッシュな食感もキープ出来ます。長年大嫌いだったグリーンピースも自分で煮て冷凍したものを食べたら、甘くてホクホクしていてあまりの美味さにびっくり!!今まで市販のグリーンピースしか食べていなかったんだなと気がつかされました。

野菜は、栄養満点の糠漬けにもします。糠床に一晩漬け込む事で、ビタミンB110倍にも増えるそうです。その他にも植物性乳酸菌、タンパク質、カルシウム、酵素、鉄分など、体や免疫力、美肌に効果が期待出来るものが沢山揃っています。ぬか漬けを具材とした押し寿しにすると、とても華やかで立派なメイン料理ともなります。

根っこのついた野菜が手に入ったら、捨てずに水栽培するとグングンと新しい芽が出てきます。1番簡単な野菜は小ネギ。我が家はこの1年程、スーパーで$1程で買ったオーガニック小ネギを水栽培から土に植え替え元気に栽培しています。レタスも水栽培すると可愛らしい葉っぱが次々と育ってくれて、買い足す必要がありません。今年はバルコニーでじゃがいも栽培にチャレンジしてみようと、種芋も作っています。

また、最近ハマっているのがギー作り!オーガニック無塩バターで作るギーは、バターの中の水分と不純物を取り除いた純粋な油。アユールヴェーダでは「奇跡のオイル」と呼ばれています。料理にはもちろん、ビタミンAやビタミンEを多く含み、腸内環境を整え脂肪燃焼をサポートするなど、体の内側からあらゆる健康と美容のサポートをしてくれる!私は眼精疲労を感じた時に、ギーを目周りにマッサージして眠るのがお気に入り。そして、何と言ってもギーは常温で永久保存できる!消費期限が短いバターに比べて腐る事がないので、最高の保存食となります。

食材の命を伸ばすも縮めるも、自分次第。ちょっとしたひと工夫で、その命をありがたく長くいただく事ができます。ロックダウン生活を丁寧に、細く長く過ごす事はクリエティブでとても充実しています。

Mindful Face – Awareness

気力(心)、免疫力(体)、思考力(脳)と、人には心身の健康を保つ力が備わっています。この3つが一丸となって働き掛けた時、人は不可能を可能にすることが出来るのだと顔面神経麻痺のあるトレーニングで教えてもらいました。

発症から4ヶ月が経ち、右側の顔も順調に動きを取り戻してきた昨年7月頃。Synkinesis (病的共同運動)と言う症状が出始めました。病的共同運動とは再生してきた口と目を動かす神経が混線した状態となる後遺症の一つです。唇をとがらしたり大きくあくびなどをすると麻痺側の眼が細くなったり、逆に眼を閉じたり瞬きをすると麻痺側の口角が同時に上がってしまうのです。自分の意図に反して口と眼が同時に動いてしまうのは、何とも居心地が悪いものです。

せっかく回復して来たのにと、懸命に早く治そうとする。力を入れて強引に動かしてしまう。病的共同運動は、そんな自分の気持ちとは反対に、小さなゆっくりとした運動をコツコツと続けるのが良いそうです。そして1番衝撃的だったのは、どんな治療法よりも最終的に神経の誤作動をリセットしてくれるのは自分の脳だと知ったこと!!「脳からリセットする様に教えてあげて下さい」と言われても、最初は「?」でした。心と体と話すのは分かるけれど、脳との会話なんて意識した事がない体験でした。

私の習った脳との会話は、まず自分を瞑想の様な完全「無」の状態に心を整え、顔の筋肉をリラックスさせます。顔に全意識を集中させて、左と右の動きや感覚がどう違うのかじっくり観察します。正常な左側の感覚を肌で感じ、脳にインプットして、それと同じ動きを麻痺のある右側に伝えて行きます。動かす度、少しでも違和感を感じたら、直ぐにストップ!動作を止める事で右側に「その動き、間違ってるよ!」と教え込みます。

脳から「YES」か「NO」のサインを繰り返しながら神経の動きをリセットしていく作業は、想像以上に根気が必要で難しいものです。1日でもちろん達成される訳ではありません。何ヶ月と言う長い時間を掛けてトレーニングして行くと、不思議と顔の神経は脳の指令に反応し始めたのです!

病的共同運動は自然には治らないと断言する医師もいますが、私はそうは思いません。自分の経験を通して、治せたり症状を軽減することは可能であることを確信しました。

病気や辛い症状、また何か難しい局面に遭遇した時でも、結局それと向き合うのは自分自身です。心を穏やかに保ち、体の声を聞き、脳と会話すること。特に脳は意識することで自分の声となり体を正し、良い思考を持つことでポシティブな可能性へと導く力があります。この学びは顔面神経麻痺だけでなく、現在のようなチャレンジな時を生きる上でも大いに役立つのではないでしょうか。人間が持つこの3大パワーは、また詳しく語って行きたいと思います。

注)これはRHSに対する専門的医療知識を提供するものではありせん。あくまでも個人的な経験を通して感じた事や学んだ事として参考にして頂ければ幸いです。

[ IN ENGLISH ]

Will (mind), immunity (body), and thought (brain) are the three powers that we all possess as human beings to maintain our physical and mental well-being.  I have learned from my facial palsy retraining exercise on how these three can work in tune to make the impossible possible for me.

A new condition called synkinesis showed up in the fourth month from onset on the affected, right side of my face.  Synkinesis happens to be one of the consequences of facial palsy.  It is a condition where voluntary initiation of facial movement triggers varied involuntary movements immediately afterwards.  An example of when synkinesis happened for me was at the moment when I puckered my lips or yawned, my right eye squinted on its own.  The reverse also occurred when I fully closed my right eye or blinked; the right corner of my lips lifted up without my control.  These unexpected conditions were quite discomforting to say the least.

I was told that stress and forced effort to separate the voluntary and involuntary movements can worsen my synkinesis.  Instead, keeping the effort small and gentle can combat synkinesis. I had to learn not to fight with it.  It was very fascinating to find out that even with all the advanced treatments available to fix synkinesis, my own brain plays a crucial role as a messenger to the nerves and reset this distressful condition!  My head was full of questions and doubts when I was first told to “let my brain teach the right way”.  I heard about the mind and body connection, but I had never experienced what it is like to talk with my brain!

I’d like to share a little bit of my process on starting that conversation.  It was important for me to position myself to ZERO.  I likened it to being in a neutral mode as if I were meditating.  This helped my facial muscles to relax so I could fully focus.  It lead me to carefully study and really observe the tiny differences between the left and right side of my face.  The conversation was very slow and deliberate.  I picked up information from the facial movements and expressions from the unaffected left side.  I mindfully relay that to my brain so it can then teach it to my affected right side.  I observe if what I just relayed was being received properly.  As soon as I could feel that synkinesis occurred, I stopped and let my brain know calmly “No. This is not correct”.   Repeating this simple conversation of either “yes” or “no” required a lot more patience and practice than I anticipated.  Nothing happened overnight.  I gave myself the space for encouragement since I was tasked to reset my nerve movements.  It took several months of diligence and care before seeing any sign of improvement.  Gradually, my facial nerves started to respond in the positive direction.  

I disagree with some medical reports stating that once synkinesis starts, there is no natural cure. I am confident that my condition had improved after a long steady effort of retraining the nerve path by believing in my own three powers: I relaxed into my mind, I carefully listened to my body and I diligently talked with my brain.  

When I am faced with illness or physical challenges, when I am faced with hardships in life, I realize that no one can confront those challenges for me.  I have to face them head on for myself.  Keeping focus on my three powers helped open up a whole new ability to cope with life’s problems.  It has really guided me towards a positive path.  Not only was I able to work through my facial palsy conditions, I gained knowledge that benefits many aspects of my daily life.  It especially rings true during this unprecedented time.  

NOTE: This is not a professional recommendation on how to deal with RHS, rather it is my personal journey through this rare condition. Everyone can have different experience and I am happy to share mine.

Be a Good Noise

世界の困惑をよそに、バンクーバーでも桜が咲き始めました。自然は人間の活動や心情に関係なく、忠実に1年のサイクルを営んでいます。

去年同じ頃にバンクーバーで眺める桜のジャーナルを書きましたが、その時と今の状況がこんな変化を遂げるとは、誰が予想したでしょう。人生は何が起きるか分からない「ま坂」がありますが、自分を取り巻くこの世界もまたサプライズの連続であることを思い知らされます。

そんな困惑状況の中で、良い情報、悪い情報、偽りの情報と、とても沢山のノイズ(音)に囲まれて生活している人も多いと思いますが、私は最近とてもカナダらしいノイズを耳にします。

バンクーバーでも今、「STAY HOME」が基本ルール。コロナウィルス感染拡大の阻止対策として、市民は在宅を強いられています。その影響で走る車が減ったからか、毎朝小鳥の鳴き声がとても活発に、より鮮明に聞こえるようになりました。鳥達はいつも通りの行いでも、きっと今までは、忙しく行き交う通勤の車のノイズでかき消されていたのでしょう。空が薄っすらと明るくなると同時に、鳥達の賑やかな挨拶が、まるでアウトドアでキャンプしているかのように聞こえて来ます。この自然の目覚ましがとても心地良く、最近はよりスッキリと起きられます。

7時になると、今度は違うノイズが聞こえて来ます。それは現在、医療の最前線で絶え間ない闘いを強いられている医療従事者達に向けて、バンクーバー市民が敬意を表すノイズです。7時ジャストになると、多くの住人が自宅のバルコニーから顔を出し、鍋を叩いたり、笛を吹いたり、拍手をしたりと、勇敢な医療従事者達を称えます。毎晩7時に病院のシフトチェンジがあるそうで、このタイミングでエールを送るのです。初めてこのノイズを聞いた時は、近所で何の騒ぎだろう?と不思議に思っていましたが、日に日に増すこの敬意のノイズに、今は私も毎晩楽しみに参加させてもらっています。

そして今までに増して、「THANK YOU」(ありがとう)の言葉が飛び交っている気がします。コロナウィルスの影響により無料でバス運行をしているドライバー達にも乗客はいつものように「ありがとう」と言って下車します。スーパーのレジ係の人にも「ありがとう」。ゴミ収集車にも「ありがとう」。そして、まだ辛うじてお店を開けることのできるローカルショップに行くと、「こんな状況の中、来店してくれてありがとう」と逆に返されます。不便な生活、不安な心境の中で聞く「ありがとう」は、何か特別な重みを感じます。

どんなノイズを自分の耳に取り込むかによって、自分の気持ちも大きく変わっていくものです。こんな時だからこそ、ポシティブなノイズに耳を傾け、自分も良いノイズを放っていけるように、日々過ごしていきたいです。

 

 

Get Creative with Hands

味噌作りには寒仕込みが適していると昔から言われますが、今年も日本とカナダで1月と3月に味噌を仕込みました。カナダでの寒仕込みは今回が初めて!せっかく仕込むなら全てローカルな素材でと、麹と大豆はチリワックでMade-in-Canadaの手作り醤油を仕込んでいるKoji Fine Foodsから仕入れました。味噌作りの日の為に出来たてホヤホヤのオーガニック生麹を作ってくれて、大豆もカナダ東部から仕入れたと言うオーガニック大豆を贅沢に使用。

今までは乾燥麹を使っていましたが、やはり生麹は香り豊かでふわふわの手触り!麹菌のパワーも強いので、発酵食品がより短い期間で出来るそう。味噌作りに興味ある友人達と一緒に、みんなで豆を潰したり、捏ねたり、お喋りを楽しみながら4時間程かけて仕込みました。

そんな毎年恒例に取り組んでいる普段通りの味噌作りが、とてもかけがいのないものであると思い知らされたのはそれから間もなくの事です。

世界中で感染が広がるコロナウィルスの危機がとうとうカナダでも深刻化して来ました。国境が閉鎖され、お店やレストランが続々と臨時休業を余儀なくされる中で、先の見えない不安にカナダ人も他の国々の人と同じく、食料のパニック買いに走っています。モノがなくなるから買込むのではなく、モノが少ないならば、いかに今あるモノを大切に活かしながら厳しい時期を乗り越えるのか、と言う方がサステイナブルな生き方に繋がるのではないでしょうか。そんな時、私はいつも自分の手に意識を戻すのです。

私はもともと手料理が大好きなので、今はキッチンで発酵食がフル活動中!!!味噌作りで余った麹で塩麹や甘酒を作って常備しています。オーガニックの大豆があれば、簡単に手作りのオーガニック納豆も作れます。一度では食べきれないので沢山冷凍保存してゆっくり楽しみます。

野菜はぬか漬けにしたり、ピクルスにする事で長期保存出来ます。料理で余ったくず野菜や少し古くなった野菜でもぬか漬けにするとビタミンB1たっぷりの栄養価を美味しく頂けます。

骨つきチキンの食べ残しや鳥ガラを利用してチキンストックも作ります。好みでナツメやジンジャーを入れて中華風にしたり、塩麹を入れてあっさり塩味にしてみたり。手作りチキンストック はスープには勿論、ソバ用のスープや炒め物にも使えてとっても万能!しかも骨をじっくり煮込むからコラーゲンを摂取でき、翌日の肌はプルンプルン♫

お菓子が食べたければ自分で焼けば良い!イーストさえあればパンやピザも作れるから、これからチェレンジしてみようと思います。

抗酸化作用・抗菌作用が優れたハーブティーやティンクチャーもメディカルハーブの知識と自然の恵みをちょっとおすそ分けして貰えば、簡単に家で作れ、日々の健康を守ってくれる薬となり得ます。

スプラウティングジャーがあればブロッコリースプラウト、レッドクローバー、ムングビーン、フェネリーグなど色々な種を発芽させてフレッシュに、より高い酵素を生きたまま沢山体内に取り込めます。

時間と労力はかかるけれど、何より手作りのモノは1番自分と相性の良い食べモノとなり、免疫力の高い心身を造ってくれるのです。

陽射しも暖かくなり始め、そろそろバンクーバーも春本番です。少しでも庭やバルコニーにスペースがあるなら、家庭菜園などいかがでしょう?自分の必要なモノを自分で生み出す事が少しでも出来るなら、よりストレスフリーに、より思いやりの心を持って、この不安定な時期をクリエイティブに過ごせるのではないでしょうか。

Mindful Face – Appreciate the lucky things

顔面神経麻痺のリハビリの中で私にはラッキーな事がいくつもありました。

まず顔面麻痺専門医、Susan Rankin(スーザン・ランキン)さんが偶然にも近所のクリニックで働いていたお陰で、遠方に出向かなくても頻繁に通院することが出来ました。ラムゼイ・ハント症候群(RHS)発症後数ヶ月は、体力が落ち疲れ易かった為、近くに専門医がいたのはとても心強かったです。

そして、家族が100%のサポートをしてくれた事。毎回のリハビリセッションに必ず同行し、私の症状を自分の問題のように一緒に悩み、励まし、日々観察してくれた夫が常に隣にいてくれた事は、言うまでもなく最大のラッキーです。どんなに辛くても心細くても2人で一緒に歩めば怖くない。そんなかけがえのない心の支えが私を常に前向きにしてくれました。

また、メイクアップアーティストである私自身が自分を助けられた事。独自のリンパの流し方やマッサージの手加減など、表情筋の早期回復に大きく貢献してくれたと思います。右側半分が完全に動かない状態が1ヶ月以上続いたにも関わらず、幸い大きな歪みはなく筋肉の強張りも順調にほぐれて、「右の筋肉の方が左よりも柔らかいですね!」と日本でもカナダでも医師に褒められたほどでした。

毎朝毎晩のマッサージ。せっかく時間を費やすのであれば美肌作りも同時にしようとスキンケア効果の高いものを選ぶことで、リハビリの時間をお楽しみのセルフケアの時間にマインドチェンジすることも大切でした。

数々の美容オイルを試した中で、私のお気に入りとして定着したのは沖縄原産の月桃を使用した「Moon Peach(ムーンピーチ)」のサーキュレイトオイル。月桃はポリフェノール、ミネラルが豊富で、コラーゲン生成を促進する成分もあり美肌効果やエイジングケアはもちろん、鎮痛作用、抗炎症作用、筋肉痛の緩和、などの効果も期待出来ます。独特なグリーンの香りにも癒され、マッサージ中「ふぅ〜〜」とストレスや緊張を和らげてくれました。夜のマッサージには高い抗酸化作用と血行促進作用があるビタミンEオイルを数滴混ぜて、より効果的に肌を揉みほぐしました。(ビタミンEオイルは日光に弱いので、夜の使用をお勧めします。)お陰でフェイスラインは以前よりスッキリ、シミソバカスも薄れて、肌もモチモチをキープしています!

少し痛みや強張りが強く出た時は、カナダ先住民の民間療法でも知られるデビルズクラブの軟膏をつけることもありました。筋肉の深い部分にまで浸透しリウマチに効果があると言うこの薬草は、筋肉痛や関節痛の軽減、肌荒れにも役立つそうです。

また、この頃は外出時は勿論の事、家にいる時も珍しくメイクを心掛けていました。少しでも鏡に映る自分の顔を見栄え良くしたいと言う気持ちとイメージトレーニングの意味もあり、左右対称に見える様にバランスメイクを施していました。繊細な目元にはなるべくナチュラルな商品を選び、余計な刺激を与えないよう心掛けていました。腫れぼったかった右目には、ビューラーやマスカラを使用しない。その代わりにアイライナー、アイラッシュグルー、そしてアイブロウライナーの3セットはバランスメイクの必需品でした。あとはチークをワザと左右違う位置にフワッと載せたら均等な顔の出来上がり!

こんな事をしているうちに、メイクアップアーティストとして同じような症状で困っている人を少しでも助けられるのではないか、そんな気持ちが芽生えて来たのでした。この「Mindful Face」のジャーナルもその1つです。どんなに辛い時期でもその中に小さなラッキーを見つけることは、大きなポシティブチェンジの流れに変わって行くのだと、そう信じています。

注)これはRHSに対する専門的医療知識を提供するものではありせん。あくまでも個人的な経験を通して感じた事や学んだ事として参考にして頂ければ幸いです。

[ IN ENGLISH ]

I would like to share the many lucky things I experienced during my facial palsy rehabilitation. 

First, Sunsan Rankin, a facial palsy specialist, worked right in my neighbourhood.  Regular visits were required, especially at the onset of my condition.  Ramsey Hunt Syndrome (RHS) made me feel physically tired, so being in close proximity to her office reduced my travel burden and reserved my energy needed for healing.  

Second, I had (and still have) full and complete support from my family.  I cannot stress enough that this was the most luckiest thing of all; My husband was by my side every single step of this journey.  He worried, encouraged, and observed me as though facial palsy were his very own issue.

Third, the techniques I have learned being a makeup artist contributed to the upward momentum of my physical and mental well-being.  I was lucky to have the knowledge and history of my professional work to help me personally through my recovery.  I would like to explain more about this here.  I feel that my steady facial expression recovery was thanks in part to knowing how to drain the lymph nodes and knowing the right touch and pressure to work the flow.  Luckily enough, my face stayed pretty symmetrical and my facial muscle tension loosened up fairly quickly despite my right side being completely immobile for over a month. My facial specialists in Japan and Canada even pointed out that my right side felt tender and in better shape than my unaffected left side!  I took advantage of my everyday facial massage and made it fun as my own self-care beauty time. After trying out several massage oils, I made sure that the products I used had both therapeutic as well as skincare properties.

I want to introduce some of the products that I have used (Note: There is no monetary endorsement that I have received in sharing this info.  I just love them and want to share!).  

One of my favorite massage oils has been the Moon Peach`s “Circulate Oil”.  Another name for Moon Peach is Shell Ginger.  It is a wild herb commonly grown in Okinawa, a Japanese  island in the South Pacific Ocean. It is known to be very high in polyphenols and minerals.  It supports collagen levels in your skin, so it is often used as an ingredient in anti-aging beauty products. Shell Ginger also has pain relief, anti-inflammatory and anti-bacterial properties. Its unique and earthy aroma felt very relaxing to my daily stress from facial palsy, too. At night, I liked to combine it with Vitamin E Oil to help the benefits penetrate deeper into my muscle tissues. Vitamin E Oil is known for its rich antioxidant properties and promoting good blood circulation.(I recommend to use Vitamin E Oil only at night as it is sensitive to sunlight.) With all the massaging I have done, I have the secondary benefits of firmer skin, less visible dark spots, and skin that is plump to the touch – very lucky me!

When my pain and tension were more uncomfortable than usual, I applied a Devil`s Club Balm.  This is a healing herb traditionally used by our Canadian First Nation’s as a natural health remedy to provide relief for arthritis, sore muscles, joint pain and various skin conditions. 

It was important for me to feel good but I also wanted my face to reflect the goodness I was feeling.  I usually reserved makeup for when I went out but I noticed I made the effort to wear makeup while I was at home during my rehabilitation. This was my attempt to “feel good AND look good” about the reflection in my mirror.   It was important for me to see my facial structures balanced for visual image training as well. My right eye felt quite puffy and sensitive for a long period of time, so I preferred using clean and natural makeup products with no harsh chemicals.  I avoided using my eyelash curler and mascara. Instead, I creatively used the eyeliner pencil, eyelash glue, and eyebrow liner to balance my eyes.  I finished off my look with applying blush at different positions on the left and right cheek. Voila, that was enough to make my whole face look symmetrical!  I was so lucky to know the tricks of the trade.

The idea of helping others who are suffering from similar conditions came to light while I was going about my daily routine of facial massage and beauty care.  This “ Mindful Face” Journal has been a strong part of my own support system by being able to share and communicate my experiences.  I believe that when I can appreciate the little lucky things even during the toughest times, it can lead to big positive changes to my life.

NOTE: This is not a professional recommendation on how to deal with RHS, rather it is my personal journey through this rare condition. Everyone can have different experience and I am happy to share mine.

 

Mirror Lake

もし自分の内面を映し出す鏡があるとしたら、それは静止した湖面であって欲しい。ひと吹きの風もなく冬の澄み切った青空と柔らかい光とともに、外の世界と水面に映り込む内側の世界が完璧にシンクロした風景を見る度、そう思います。

私は「ビューティー」を語る際、必ず外側と内側のビューティーを一緒にお話します。若い頃は外観のビューティーにばかり関心が行っていたけれど、歳を重ね様々な経験を積んで来た中で、自分の外側と内側は密接に繋がり、どちらもそれぞれ色濃く反映していくものと感じるようになりました。

高価なクリームや美しいメイクアップで外側だけを整えても、暴飲暴食の生活をしていたり睡眠不足であったりと乱れたライフスタイルを送っていると、必ず「肌」に表れてきます。ストレスや自分の心情が、「顔」に表れてきます。反対に、綺麗なメイクを纏うことで幸せを感じたり、自信に繋がったり、その人の原動力を高めてくれたりもします。「ビューティー」とは、外側と内側が完璧なバランスにあってこそ、最大限に輝きを増すものではないでしょうか。

1ヶ月半ぶりにカナダに戻って来ると、日本にいた自分は外側の意識に偏りがちであった事に気がつきました。新商品や最高峰のスキンケアやメイクに触れる機会や、情報とモノが溢れる社会で刺激的で充実した時間を過ごしていた反面、「独りの時間」や「自分の内面を見つめる時間」が極端に少なくなっていました。生活のスピードが余りにも違うので仕方ないけれど、大好きなこのジャーナルを書く心のゆとりも減ってしまったり。文章を書く際に「言葉は書くものではなく内側から溢れ出てくるもの」と以前聞いたことがありますが、本当にその通りだと思います。自分自身の時間を大切にしてこそ、外に放つ言葉が生まれてくる気がしています。

先日久しぶりに近所の冬のトレイルを歩き、湖面に映る幻想的な景色を眺めていたら、「外も内も美しく生きる」と言う自分の目指す在り方を示してもらっているようでした。もし、私の外側のビューティーが「第一線の都会(日本)にいる自分」であるとしたなら、きっと私の内側のビューティーは「カナダの自然の中で丁寧に生きる自分」が育んでくれているのでしょう。どちらも自分を形成し切っても切り離せないからこそ、その完璧な鏡のようなバランスが自分の「個性」=「トータルビューティー」として輝かせて行けたらと思うのです。

2月のカナダの森では冬の長雨にさらされた苔がキラキラと明るい緑で照らしています。

地表から溢れ出た雨水や雪解け水が、可愛い音色の支流をあちらこちらに作っています。

今年は春の訪れが早いのか、クロッカスが一斉に顔を出し始めました。そろそろ目映い春色のカナディアンビューティーが私の内面をどう彩ってくれるのかと心待ち遠しいです。

Fly High

カナダにいると空を見るのが一段と好きになります。遮るものがない壮大なキャンバスに無限大の可能性を魅せる空の表情は、自分の中に様々な感情と感動を涌き起こしてくれます。

特に冬の澄み切った空気に広がる夕暮れ時。どうしたらこんなに美しいグラデーションが、カラーが創造出来るのだろうと、いつもぼーーっと魅入ってしまうのです。

仕事柄、飛行機に乗ることも多く、上空から眺める空の景色も大好きです。大自然の中にいる時と同様に、上空を飛んでいる自分と空とその下の広がりは、いつも人の存在をとても儚く、そしてちっぽけに感じさせます。

通り過ぎる空の下、どんな人や生活が繰り広げられているのだろう。そして、長く遠く伸びた地平線のそのまた先の空の下。そこには何が待っているのか、まだ見ぬ景色にちょっとしたロマンを抱きます。

インターネット上で指先一つ動かせば簡単に情報が手に入る時代。人はあらゆる情報を「知った」つもりになったり、どこへでも「行った」つもりになりやすいのではないでしょうか。でも、真実はやはり自分の目で見て、手で触れて、風を感じ、匂いを嗅いでこそ、その人に語りかけてくる気がします。

新年早々、仕事で初めて中国に行く機会がありました。中国は常に興味がありいつか行ってみたいと思っていた国です。中国系の友人や実際に行ったことのある人、もちろんネット上でも沢山の情報を入手していたので、ある程度の知識は持っていたつもりでしたが、やはり百聞は一見に如かず!!実際に訪れてみると、想像以上のサプライズ、今までの見解や関心を改めてくれる貴重な機会となりました。そして何より現地に住むローカルの人達と直接触れ合い交流することが、一番の「真」の体験となるのだと思います。

その瞬間その場所に居ないと味わえない感覚は、空が描き出す「瞬間の美しさ」と似ていて、自分にとって必要不可欠な肥やしであり、さらに新しい広い視野へと導いてくれます。

そんな5感で感じる体験を大切に、自分自身を育んで行きたい。まだまだ限りなく存在する未知なる世界へと繋げてくれる美しい空の広がりを見ながら、2020年がスタートしました。

 

Mindful Face – Remember to Smile

「笑顔を取り戻したい」、「瞬きをしたい」。この2つの願いはRHS発症1ヶ月後にカナダで出会った顔面麻痺専門医、Susan Rankinさんから「何を一番に治したいですか?」と問われた時の私の答えでした。患者の数だけ症状があるように、私の症状も色々でした。顔の右側が完全麻痺していたので、笑顔を作ることはもちろん、瞬きや涙も出ません。右の口角は完全に閉まらず薄く開いている状態で、口に水を含むとプ~ッと漏れてしまい、うがいも困難でした。「パピプペポ」が上手く言えず、食事中も右顎の筋力がないのでモコモコと食べ物が口に溜まってしまう現象がありました。耳はボワボワと詰まった様な感覚かと思えば、聴覚が過敏になり小さな音でも爆音のごとく鳴り響き、耳栓なしでは外を歩けませんでした。麻痺は決して無感覚ではく、強ばりやつっ張り、痛みや強い違和感を伴うのです。右側全体おたふく風邪の様に腫れている感覚もあり、顔面打撲をした様な痛みが伴いました。細かい症状を挙げると尽きないですが、様々な困難な症状の中でも「笑顔」と「瞬き」が出来なかった事が私には一番辛かったのです。

「笑顔」は幸せや楽しい感情を表現するだけでなく、笑いそのものが自分の心を明るくしてくれます。思いっきり笑えない事がこんなにも心理的に重く辛い事だとRHSを通じて痛感しました。綺麗に笑えない自分の顔を鏡で見ては落ち込んだ日も多々ありました。もう2度と同じ笑顔を作れないのではと一瞬不安がよぎった時に、笑いある人生を過ごして来たとしても、もっともっと笑っておけば良かったと後悔しました。ムッとしている時間があったなら、何てもったいない事をしてしまったのだろうと、そんな気持ちになりました。行き交う人との何気ない笑顔の交わしも出来ない自分が、常に機嫌が悪い人に見られる様な気がして、マスクで口元を隠していたのもこの時期でした。

また、「瞬き」は無意識で最も力を要さない行為ですが、一般の成人で1分間に10~30回するそうです。これが出来なくなると、大きな大きな障害となります。眼球が常に乾くので30分に1回は目薬を差し、ほんの小さなホコリの侵入も防げません。風や紫外線に刺激され、PCや携帯のブルーライトにも疲労し傷つきやすくなります。右目を使わずに保護してみようと眼帯をトライしましたが、逆にバランス感覚が鈍りとても気持ち悪かったです。そして、健康な目は普通に使ってないと視力低下にも影響が出るらしく、室内ではダテめがね、外ではサングラスと言う保護スタイルが私の定番になりました。就寝時はテープで強制的に閉じる必要がありました。

普段の何気ない表情や動きで、体や心は守られ、バランスの良い状態に保たれていることに感謝する機会をRHSに与えられました。笑ったり、泣いたり、怒ったり、喋ったり、と日々の当たり前の営みは、自分の内側と外側は正に一心同体であると言う事実をとても分かりやすく実感させてくれました。

Susanさんが教えてくれた最初のリハビリの中で、「鏡を見ない」で表情を作るレッスンがありました。視覚に頼るよりも、頭の中でその表情に伴う「心情」を思い浮かべながら練習した方が、動き易くなるのだそうです。脳と体は必ずその時の心情と動作を覚えているから、そこへと自分自身をリンクしてあげるのです。心が笑えば顔は笑う。たとえ笑う機能が奪われても、その内なる笑みはその人が放つオーラとして滲み出てくるもの。

1ヶ月と11日が経った61日の土曜日。ふとした会話で笑う感情を放ったその時、右の口角と頬が同時に上に小さく動いた瞬間の感動を今でも忘れません。私の笑顔のかけらが少しづつ元に戻って来た瞬間でした。内側と外側のビューティーは固く結ばれ繋がっている。それを改めて確信した日でもありました。

注)これはRHSに対する専門的医療知識を提供するものではありせん。あくまでも個人的な経験を通して感じた事や学んだ事として参考にして頂ければ幸いです。

[ IN ENGLISH]

I want to have my smile back” and “I want to blink”.  Those were my top wishes after the onset of RHS.  A Vancouver facial specialist, Susan Rankin, asked me “what condition would you like to improve the most?” after dealing with RHS on my own in the first month. Everyone can experience different conditions and mine was full of variety. The right side of my face could neither smile nor blink, let alone shed a tear. The right corner of my lips was always slightly open so it was hard to keep fluids in. It was difficult to make out “P” sounds and I always had to push food out from my right cheek. My right ear felt like it was underwater but still very sensitive to noise. Any small sound felt ten times louder and caused thundering pain.  I had to wear an earplug whenever I was outside. I thought paralysis meant that it makes that area completely senseless or numb. Surprisingly for me, my paralysis felt stiff and tight with chronic pain and discomfort as if my face was swollen from a bad cold or bruised very badly.  Losing the ability to “smile” and “blink” was the hardest for me to handle.

A “smile” is an expression of happiness and pleasure.  The simple act of smiling, itself, can light up your mind. RHS has taught me that my face without a smile feels lonely, stressful and miserable. There were many days that I was disappointed to see “no smile” or “imperfect smile” from my reflection in the mirror. I was beginning to wonder if I would ever get my smile back.  If I had known that there would be a day that I wouldn’t be able to smile my life, I would have smiled and laughed much more than I ever did.  I would gladly exchange any of my moody faces I had with smiles now. Without a smile, I became very self conscious even when I tried to exchange casual greetings with people I met on the street.  I was very worried that everyone perceived me as a grumpy individual.  Those were the times that I started to cover my mouth with a mask to hide my insecurities.

A “blink” is something so effortless and unconscious that I never really paid attention to it. An average adult blinks around 10 to 30 times per minute. That is a lot of blinks in a day to not be aware of!  Having this small and precious blinking ability taken away from from me caused a lot of havoc. My right eye felt dry all the time, so I lived off of a preservative-free eye drop every 30 mins. It was vulnerable to lots of things like a small dust in the air, wind and sunlight. I tried wearing an eye patch to have full protection from all elements, but it worked the opposite way. I encountered a lot of discomfort and loss of balance by covering my “bad eye”.  That was when I learned that stopping the normal function of my eye can make it weaker. I eventually found a comfortable style of eye protection by wearing regular glasses indoors and sunglasses when I was outdoors.  I taped my eyelid before I went to bed too.

RHS gave me the opportunity to appreciate the small expressions and facial movements that had been keeping my mind and body in balance every single day. My daily smiling, crying, talking and even getting angry were all so natural and so normal to realize that they actually symbolized my mind and body working as one. During my first rehabilitation session, Susan taught me an important lesson on how to recover facial movements without looking at the mirror. She guided me to let my brain and body to think and bring in emotions while doing the facial movement exercise. I was linking myself to the time when I felt happy, angry, sad and excited, because my face remembers those movement linked to my emotions. When my mind smiles, my face smiles.  I felt that even if my face couldn’t fully smile, my face emitted the smiling aura from within me.  

Saturday June 1st was one month and eleven days after my RHS onset.  I will never forget that day.  It was the day that I clearly remember with overwhelming joy when the right corner of my lips and cheek spontaneously pushed up together.  It was a small but proud improvement of my smile while I was engaged in some happy conversation. That was the moment that my smile came back to me again. That was the moment that I could not be more convinced that the inner and outer beauty are connected together with an immensely strong bond.

NOTE: This is not a professional recommendation on how to deal with RHS, rather it is my personal journey through this rare condition. Everyone can have different experience and I am happy to share mine.

Charity Fun

チャリティー精神は、カナダに住んでいると日常的に触れる機会が多くあります。援助すること、寄付すること、人のために行動したり思うこと…。チャリティー 精神はあっても、どう始めれば良いか分からない、敷居が高い、お金に余裕がある人がやること、と難しいイメージを持っている人も多いかもしれません。カナダでは、チャリティーはごく身近にあるだけでなく、1つのイベントとして自分が思いっきり楽しむ場でもあるのです。

11月、北米屈指のスキーリゾート地、Whistler (ウィスラー)で毎年恒例の「牡蠣の早あけ世界大会」が行われました。ウィスラーのリステルホテルに隣接する高級レストラン、Bearfoot Bistro(ベアフットビストロ)が主催するこの大会は、今年で9年目を迎えたチャリティーイベント。

冬のプリプリの生牡蠣がフリーフローで食べれて、ワインメーカー24社、スピリッツ(蒸留酒)メーカー10社、ブリュワリー3社からお酒が振る舞われ、ベアフットビストロの創作小料理まで頂けると言う、牡蠣とお酒好きには夢のようなイベントです!

そして、収益金はローカルコミュニティーの基金へと寄付されるので、自分が食べて飲んで楽しみながら何かの役に立っていると言う、何とも嬉しいチャリティーイベント。

一夜でどれだけの牡蠣が消費されるかと思わず心配になる程、約1,000人の来場客はイベント開始と同時に牡蠣ブースで生牡蠣を頬張ります。この主役の牡蠣を毎年チャリティー提供しているソーミルベイ社のオーナー、スティーブン・ポーコックさんとの出会いは私の中で新しいチャリティー像を構築してくれたと同時に、このイベントの隠れたヒーローでした。

12年間牡蠣の養殖業をバンクーバー北西の沖合にあるリード島で家族で営むポーコック家。元は、イギリスのオックスフォードで農業を営み、カナダの内陸部に移住して来たそうです。内陸部でも同じ農業と家畜業を始めたけれど、冬の厳しい寒さに耐えきれず、気候が穏やかなカナダ西海岸に引っ越しを決め美しいリード島と出会ったのです。そこから、牡蠣の養殖がスタートしました。

陸の動物から海の産物にビジネス転身しても「全く違和感なかったよ。同じ生き物だからね」と柔らかく返すスティーブンさんの牡蠣は北米を中心に世界各地に発送されています。そして一番の売りはローカルエリア内への24時間発送!収穫後24時間以内にバンクーバー市内のレストランや近郊の町へと鮮度抜群の牡蠣を届けてくれます。

食が人を作るように、美味しい食(牡蠣)は人が作るのだと宣言するスティーブンさんの人柄と牡蠣への愛が、イベント会場で鮮明に溢れていました。単に鮮度だけでなく、サステイナビリティー&環境配慮を心掛けて育ったソーミルベイ社の牡蠣は、家族総勢でイベント前に長い時間をかけて準備され、無償提供され、またスティーブンさん自ら社員と一緒に四六時中手を休める事なく「牡蠣は体に良いからドンドン食べてね~!」と来場者に牡蠣をせっせと剥いてくれました。どんなに混み合っても笑顔と牡蠣を絶やさず、大会の優勝者には「うちの牡蠣を綺麗に早く剥いてくれてありがとう!」と言わんばかりの満面の笑みで握手を交わし、夜中のアフターパーティーも全力で駆け抜けちゃうスティーブンさん。これぞチャリティー精神をフルに謳歌している姿、と感じずにはいられませんでした。

世のため。人のため。そこに自分も喜ばせる時間があるチャリティーイベントは、無理なく等身大で、きっと誰でもすっと入って行けるはず。形式ばらずに、気がついたら何かの助けになっていたり。チャリティーとは、そんな純粋な喜びや遊びのマインドから生まれるもので良いと思うのです。自分の好きなことがチャリティー精神を育む。私も、大好きな牡蠣とワインを両手に貢献できて幸せ三昧のひと時を過ごしました。

Mindful Face – Be Still

顔面神経麻痺の初期治療は、何か特別なことを「やる」より「やらない」姿勢がとても重要です。発症直後、ステロイドと抗生物質を72時間以内にスタートするのが一番効果的で、私はラッキーにも48時間以内に始めることが出来ました。これも日本の大学病院で異なる科を同日に受診し、直ぐに原因を突き止められたお陰。もし顔面神経麻痺を疑うことがあれば、まず耳鼻科を受診することをお勧めします。

特に、ラムゼイ・ハント症候群(RHS)は、いかに敏速に抗生物質とステロイドを飲んだかで劇的に後遺症を左右します。麻痺は毎時毎分どんどん形成されて行く為、早くステロイドを体内に入れ神経への深刻なダメージを最小限に抑えられるかにかかっているのです。そんな大事な薬物治療ですが、実はあっけなく10日間で終了。日本の医療ではこれ以上続けてもあまり意味がないらしく、後はただ自分の自然治癒力に委ねるのです。

「顔の筋肉が固まらないようにセルフマッサージは毎日優しくやってくださいね」と言われたのみ特別な指示もなく、ここから自分の顔と毎日密に向き合う日々が始まりました。「あとは治そうと言う意思がどれだけ強いか、ですかね」と、医師が何気なく言った一言がとても心に残った。ただし、「よし!治すぞ!」と張り切り過ぎてもNG。特に顔が再び動き出すまでは、EMS系の美顔器・マッサージ、鍼、無理矢理動かす、疲れさせる、などの行為は御法度です!!私も最初に顔が強張り始めた時、とっさにEMS美顔器を使いマッサージしてしまいましたが、それは絶対に避けて下さい。返って麻痺をひどくする可能性があります。

顔面神経麻痺とは顔の半分が圏外になっている様な状態。いくらコンセントを挿しても動くことはないのです。時間が経過し、もう一度圏内に戻ってくるまでただただ待つのです。そもそも顔面神経麻痺になるのは体が疲れて免疫が下がっている時なので、待っている間はリラックスして安静にしているのが一番!

しかし、自分と言うメイクアップアーティストは1人しかいないと言う厳しさと責任感を痛感したのもこの時。仕事で帰国していた故に、ようやく体を休められたのは発症後1週間ほど経ってからでした。そんな中、症状を知ったごく僅かな友人が勇気づけに来てくれたり、治療法を調べてくれたり、不安で心細くなった時、いつも心優しいサポートが周りにあった事は本当にラッキーでした。そしてある意味、仕事を続けた事も落ち込む暇などなく、気力を保ちポシティブでいれたのだと思います。

ただやはり、休むことが出来る状況なら安静をお勧めします。私自身、仕事が落ち着いてからは「自分ファースト」を徹底し、セルフケアに勤しみました。私が決めた「自分ファースト」の5か条は、

①暇さえあればハンドマッサージ(朝昼晩は特に念入りに)

②毎日お風呂に長めに入り巡りを良くする(45~60分)

③疲れを感じたら昼寝をし、夜23時前には必ず寝る

④極力PCや携帯を見ない(ブルーライトを浴びない)

⑤神経系、免疫、抗菌、身体に良さそうなハーブ、スーパーフード、サプリメントをなるべく自然な形で積極的に摂取(ビタミンB12、ビタミンC、オレガノオイル、チャガ、生姜、ターメリック、生姜梅番茶、豆タンパクなど)

徐々に体力が復活して来て更に追加した項目は、

⑥水蒸気温パック (朝昼晩3回)

⑦リンパマッサージ

⑧朝ヨガとウォーキング 

今振り返ると何か特別なものは一切なく、徹底的に、そしてより丁寧に自分の為だけの時間を持ち、心と体そして顔と会話しながら過ごす事を大切にしました。心掛ければいつでも誰でも出来る事。忙しい現代社会で雑になりがちな自分自身のリズムを整えてあげる事。そんな事を繰り返した1ヶ月目でした。

注)これはRHSに対する専門的医療知識を提供するものではありせん。あくまでも個人的な経験を通して感じた事や学んだ事として参考にして頂ければ幸いです。

[ IN ENGLISH ]

I have learned that there is more “don`t”s than “do”s at the first onset of facial paralysis. It is crucial to start both corticosteroids and antiviral medications within 72 hours of developing your initial symptoms.  I was lucky enough to start treatment within 48 hours.  I was in good hands at the ER department in a university medical center in Japan.  There were many specialists all in one location so it took only half a day to get my diagnosis. If you ever suspect that you have symptoms of facial paralysis, you should seek immediate medical attention.  If you do not know where to go, I would suggest to be seen by an otorhinolaryngology specialist. 

Timing is key, especially for Ramsey Hunt Syndrome (RHS).  I cannot stress enough that every hour and every minute that pass counts heavily. The faster you start the medication, the faster you minimize the nerve damage to improve your chance of recovery. My medical treatment for RHS lasted for a total of 10 days.  I was told by the Japanese medical doctor that my body’s natural healing capabilities are relied upon after the 10 day treatment period. 

The doctor instructed me to gently massage my face everyday to ease stiffness and tightening of the facial muscles.  I was surprised that there was no other special `do`s.  My last conversation with him ended with a memorable comment that my complete recovery was dependent on the strength of my will.  

I did learn that no matter how strong your will is and how quickly you want to recover that there are several “don’t”s that I encountered during my healing stage.  When my face first lost movement, I was in a state of panic and tried massaging my face with an EMS roller. That was big NO NO for me.  I needed to avoid any e-stimulations, acupuncture, forceful movement, stress and fatigue.  I found that when I started some healing modalities too early or too much, they did more harm than good for me.  With my facial paralysis, I found that I just could not force my face to move. It was like trying to use a mobile phone when it is out of the service area. I really needed to be patient until my nerves started to feel again. 

 My first few days into RHS was very challenging.  Being a makeup artist, I am hired for the unique skills that I personally offer.  I was fully booked in Japan for a few of my clients when the RHS happened.  It dawned on me that I was the only one who could finish the jobs that I had taken on.  There was no time for me to feel sorry for myself or get depressed.  I was determined to finish my jobs while I was getting treatment for my RHS.  I felt lucky to have supportive friends and family who gave me words of encouragement and looked up treatment remedies for me.  Having a circle of support helped me get through that stressful time.  It helped me keep my spirits up and I was able to complete my duties and responsibilities. It was after a week from the diagnosis that I was finally able to have complete rest.  I read that a lowered immune system from stress and exhaustion can cause RHS and I reflect back at that time.  I believe that plenty of rest and relaxation is some of the best medicine!       

Sometimes it’s hard to to get that rest when there is a lot of work but I felt I needed to put myself first if I wanted to get better.  So I created a “ME-First” self-care routine and religiously followed it every single day: 

Gentle hand massage on my face whenever I had a minute during the day.  I ensured longer and complete massages 3 times a day: morning/lunch/night) 

Take a nice warm bath for 45-60mins. 

Take a nap when I felt tired, and go to sleep before 11:00PM. 

Avoid using my PC or mobile phone as much as possible. (reduce exposure to blue light from electronic devices) 

Take herbs, superfoods, and natural supplements that would promote neurological health, boost immune system and overall health. (Vitamin B12, Vitamin C, organic oregano oil, chaga, ginger, turmeric, ginger plum tea, pea-protein, hot water, etc) 

When my body was recuperating and I started to feel better, I added a few more things to do onto my routine  

 Warm up with a steam facial mask 3 times a day. (morning/lunch/night) 

Lymphatic drainage massage

Morning yoga and walking. 

Looking back, my “ME-First” routines were not particularly special. Anyone can do it anywhere if one can become mindful to one’s own body, mind and face.  It taught me to value my own personal time every single day.  I make this sound very simple yet I know it can be a difficult thing to accomplish because of the busy lives we all lead.  But, I think I am important enough and I hope you feel that about yourself too.  I woke up each and every day with `ME-First` in mind and invited stillness and relaxation during my first month of RHS.  

NOTE: This is not a professional recommendation on how to deal with RHS, rather it is my personal journey through this rare condition. Everyone can have different experience and I am happy to share mine.

 

Mindful Face

人生には上り坂、下り坂、そして、ま坂(まさか)の3つの坂があります。40代にもなると、それなりのまさかを様々に経験して来ましたが、つい6ヶ月程前、想定外の大きなまさかがやって来ました。

それは仕事で日本に一時帰国中の出来事。バンクーバーから到着した夜、翌日に仕事を控え早めに就寝した私は、朝の4時にトイレで目が覚めました。右眼に違和感を覚え、飛行機の長旅で眼が浮腫んでしまったかなぁと鏡を見た時です。私の右眼はバッチリ見開いたまま、瞬きが出来なくなっていました。舌にピリピリとした痺れもあり、ヒャーっと一気に眠気も覚め、少々パニック状態で夜間緊急診療に電話をしました。幾つかの病院に問い合わせても症状を話すと、どの科か判断出来ない対応出来ないと次々に断られ、5軒目くらいで運よく某大学病院の緊急診療で受付けて貰い、飛ぶ様な思いで向かいました。

夜間診察で右アゴの奥に全く気づいてなかった帯状疱疹が見つかり、翌朝一番で歯科口腔科→耳鼻科→眼科で再診察して貰った結果、「ラムゼイ・ハント症候群」(以下、RHS)という今までに耳にした事もない病名が下されました。

RHSとは水疱帯状疱疹によって生ずる顔面神経麻痺。体調不良や疲れ、ストレスなどで免疫力が低下している時に体内に残っている幼少期にかかった水疱瘡のウィルスが再活性化し、耳の神経に潜入して顔面神経麻痺を起こします。日本では顔面麻痺全体の約10%、年間10,000人程が発症する稀なものです。ちなみに麻痺はウィルスに感染した片面にしか起こりません。

顔面麻痺になると言うまさかは、当事者の自分でさえ最初ピンと来なかったけれど、メイクアップアーティストと言う「美」を仕事とする立場にありながら、顔が歪み動かなくなってしまった事に大きなショックと戸惑いが徐々に沸き起こって来ました。

現在は発症から6ヶ月が過ぎ、周りから気づかれない程回復しましたが、麻痺と言うのは不思議なもので、自分にしか感じない細かい症状が幾つもあります。顔面麻痺は、初期の薬物治療は最重要ステップですが、その後はセルフケアしか有効な治療方法はありません。何が効いて何がいけないのか、特殊な症状だけに情報がとても乏しいのが現実です。

特に女性で顔面麻痺を患うと、表に出れない人も沢山いるでしょう。このまま何事もなかったかの様に進んでも良いかもしれない、けれど、少しでも情報が少ない人の為に自分の経験が役に立たないだろうか。人として、メイクアップアーティストとして、誰かの何かの支えになれたらと言う小さな思いが芽生えて来ました。

顔は、単に生まれ持った外見だけでなく、心と体、そして思考で造られます。そして、人の持つ自然治癒力は最も優れた医者と薬となり得ます。今までも信じて来たことですが、より一層濃く、明確に、私に語りかけて来てくれています。奮闘記としてではなく、これから与えられた数々の驚くべきレッスンをCanadian Beautyのジャーナルに織り交ぜて綴って行きたいです。

注)これはRHSに対する専門的医療知識を提供するものではありせん。あくまでも個人的な経験を通して感じた事や学んだ事として参考にして頂ければ幸いです。

 

[ IN ENGLISH ]

Life is full of hills: uphill, downhill and the “unexpected” hill.  Just when I thought I had enough of those hills for my 40s, I found myself upon another unexpected hill 6 months ago. 

It happened soon after I arrived to Tokyo for a business trip. I woke up around 4am to go to the bathroom and noticed a bizarre sensation around my right eye. It felt as if it were puffy from the long flight. I literally froze in shock when I saw my reflection in the mirror. My right eye was wide open and it had stopped blinking. There was also a tingling feeling on my right tongue.  I called the emergency medical line in a panic and stormed to the hospital. 

The ER doctor found symptoms of shingles hidden behind my right chin when he inspected my throat and asked me to come back first thing in the morning for more thourough examinations.  Doctors specializing in dental and oral surgery, otorhinolaryngology and ophthalmology all attended to me when I came back.  After examination, they diagnosed me with “Ramsay Hunt Syndrome” (RHS), a condition that I have never heard of in my entire life. 

RHS is a rare neurological condition characterized by the paralysis of facial nerves and a rash affecting the ear or mouth. It is caused by the varicella zoster virus (VZV), the same virus that causes chickenpox in children and shingles in adults. This virus stays dormant for years inside one’s body, but can be reactivated when one’s immune system is low due to stress, exhaustion, etc.  The virus spreads to affect the facial nerve, causing the paralysis. 10% of all facial paralysis cases are RHS in Japan.

The whole situation was rather surreal to me at first, but as it unfolded it hit me hard especially being a makeup artist.  Creating `beauty` has been my profession for almost two decades and it shook me to the core as I dealt with my paralysis. The right side of my face stopped moving completely and carried an uncomfortable, distorted look.  I was in desparate shock. 

It has been 6 months since my diagnosis.  Although I am still on the road to complete recovery, most people do not seem to notice what has happened to my face.  Paralysis is an interesting thing because even though others may not notice, there are a lot of small symptoms that I can feel and see. I want to stress to anyone who is may go through this that it is crucial to immediately take medications at the onset of the symptoms.  After this, self-care is the most effective way for the healing process.  The reality is that it is very hard to find out what works and what doesn`t work for RHS because there is little reliable information available. 

Woman are most often judged by their physical appearances.  It may be harder for women to accept the disorder/condition and come out of their shell once they suffered from the devastating effects of facial paralysis.  I could easily be that person who hides the struggle and live a life as though nothing had happened.  However, I decided that I was not going to be that person.  Instead, I feel a strength is growing within me.  I thought that maybe I can help someone in need by sharing my experience and knowledge so they can see the light at the end of their tunnel.  I am a makeup artist, and I feel that with my skill I may be able to help women feel beautiful again.  I don’t think anyone should suffer alone. 

Your face is shaped, not only by what you are born with, but also by your mind and body.  Interestingly enough, I have found that conscious thinking can change my face as well. All of these elements play into your beauty.  Your natural self-healing abilities could work as powerfully as a great doctor or medicine when you are recovering from effects like facial paralysis.  I would like to start sharing the important and tremendous lessons I have learnt from my own experience with RHS in my Canadian Beauty journals. 

NOTE: This is not a professional recommendation on how to deal with RHS, rather it is my personal journey through this rare condition. Everyone can have different experience and I am happy to share mine.

Circle of Life 2019 – Fall in Cheakamus

バンクーバーから海岸沿いを70km以上北上した場所に、Cheakamus Center (チェカムスセンター)はあります。昔は先住民であるSquamish Nation(スコーミッシュ族)が暮らした土地で、165ヘクタールもの広大な自然をノースバンクーバー教育委員会が所有し、子供から大人まで参加できる様々な自然&生態系教育プログラムを提供している貴重な場所です。

チェカムスは「行く」より「呼ばれる」と言った方が何だかしっくり来ます。実際、チェカムスの森は普通の森とはちょっと違って精霊が宿っている、そんな雰囲気が漂っています。

太古のままの原生林は根元から枝の先までびっしり苔に蒸され、

ふかふかな絨毯の様な柔らかい土とサーモンが遡上してくる清流があり、秘密の基地みたいな森全体が何か語りかけてくる、そんな魅力があるのです。

10月初め、2年に1度遡上してくるピンクサーモンがチェカムス川を賑わせている季節に、スコーミッシュ族のメディスンマン、Henry Williams(ヘンリー・ウィリアムズ)さんから12,000年以上も前から伝わる薬草について学ぶワークショップがありました。Devil`s Club(デビルズクラブ)と呼ばれるその薬草は、名前の通り強い毒性を持ち、釘の様なトゲで枝全体が覆われています。

そんな危険な外皮を剥ぐと、青々しい香りと共に鮮やかな緑色をした内皮が顔を出します。

何故かこの青い皮だけに様々な効能があるそうで、お茶、ティンクチャー、バーム等にして、主に痛みを伴う病気や怪我、そして炎症などに効果があるそうです。北米ではアラスカ人参とも知られています。

現代社会に生きて来たヘンリーさん。奥さんの持病がきっかけで、忘れかけていた先祖の知恵が詰まった薬草療法の道に再び戻って来たそうです。森からの恩恵は偉大である。そんな語らいの中で、「デビルズクラブはマザー(母体)を残して刈って下さいね。また成長させないといけないからね。」と教えるヘンリーさんの柔らかい言葉に、先住民と自然界はお互いを敬い、とてもバランスのとれた関係性であることを垣間見ることが出来ました。

次にチェカムスに呼ばれたのは、1ヶ月後。森とサーモンについて学びに行きました。

前回のピンクサーモンに代わりシロサケが川に帰って来ていて、それを狙って西海岸中の白頭鷲がこの周辺に大集合!いつもは「見れてラッキー!」な鷲が、頭上を見渡すとあちこち優雅に秋空を仰ぐ姿がありました。

「わぁ!サーモンの匂いがする~!」と、一緒に参加していた地元の小学生くらいの女の子。森の中で学習しているとサーモンの香りが自然と分かるんだな、と感心してしまいました。チェカムスの森は10月から1月までの間、サーモンの香りが漂います。それは産卵を終えたサーモンや餌として食べられたサーモンの死骸が川岸に打ち上げられているからです。

死骸と言うより綺麗に食べられたサーモンは、まるで化石みたいに骨だけになっています。何て無駄なく食べるのだろう!!と思わず感動する程。

更に、この時期に転がっている骨のほとんどは先月勢い良く泳いでいたピンクサーモンと聞いてびっくり!死を迎えた跡のすぐ横で、別の命の群れが続き懸命に泳いでいる。。。生と死をチェカムス川の岸辺でリアルに見せつけられました。

でも悲しい死ではありません。サーモンの残骸は、川や海の栄養分となります。サーモンを食べた鳥や動物のフンは、森を豊かにします。白頭鷲は高い木の枝で優雅に食事をするのがお好みらしく、木の上でサーモンを食い尽くした後、ポトンと下に落とす事で土を育てます。

こうして川や海、そして森へと散らばったサーモンは自然界を豊かにしながら命のバトンを繋いで行くのだ。。。もちろんその昔、先住民もサーモンのお陰で冬が越せたそうです。生命の輪がリアルタイムで繰り広げられるチェカムスの森は、人間が忘れかけている大事なレッスンを教えてくれます。

自然の営みを今後もずっと紡いで行く為に、人間は何が出来るだろう?そんな問いかけをチェカムスの森は私達にそっと提示しているのかも知れません。都市に帰れば、車が走り、ネオンが瞬き、デジタル社会の真っ只中にいる生活だけど、ほんの少し足を伸ばしたその先には太古のリズムが昔から変わることなく繰り返されている。自然界では当たり前の生命の輪を目の当たりにすると、何故か背筋がシャンとする。その感覚を再確認するのがとても大切な気がして、またチェカムスの森に呼ばれたいと思うのです。

Photo by YUSHiiN

A Journey of Pilgrimme – part 2

Pilgrimme(ピルグリム)のシェフ、Jesse McCleerly(ジェス・マックリーリー)の1日は朝の8時、淹れたてのコーヒーと共に始まります。レストランの営業日はそこからノンストップ。夜中までひたすらキッチンに立つのです。休日は買い出しや仕込みに追われ、5月に読み始めた村上春樹の小説も1ページもめくれない忙しさ。

そんな多忙なシェフを支えるように、農家や近隣の住人が家庭菜園で採れた珍しい食材をひっきりなしに運んでくれます。全員の収穫をどう平等に取り扱うかが至難の技で、「とても贅沢な問題だけど…。」と笑って返すシェフに、島の人達は「来年はどんな野菜が欲しいの?何を作って欲しい?」とリクエストを聞いてくるんだとか。そして決まってシェフは、その土壌に最適な野菜を育てて下さいとお願いするそうです。

観光客が少なくなるローシーズンは、Pilgrimmeの大半のお客はローカルに入れ変わります。自分達が育てた野菜が、シェフのマジックによってどんな変化を遂げるのか、そんな期待と誇りを持って皆食事を楽しむのではないでしょうか。シェフの掲げる地消地産は、温かさと微笑ましさに包まれたローカルコミュニティーとの絆の深さあってのものなのです。

彼らの農場まで出向く時のドライブも、シェフにとって貴重な時間。運転しながらの束の間の静かな時間と、その先で手にとったフレッシュな野菜を見た瞬間に料理のインスピレーションが湧くそうです。

1で変わるメニューもあれば、1回きりで終わってしまうものもある。「全ては自然の成り行きで進んでいるんだよ」と、柔らかく語るシェフの生き方そのものが、料理に投影されている気がします。

レストランがお休みになる12月半ば~3月は、好きな読書やハイキングを楽しんだり、新しいレストランを試しに行ったり、時々友人の厨房に助っ人で入ることもあるそう。そんな行事をこなしているうちに春がやって来て、Pilgrimmeのキッチンがまた賑やかになります。

Pilgrimmeもそんな彼の日々に沿ってゆっくりと変わります。長い計画は1年先までが精一杯だから、とりあえず来年の夏にはパティオで楽しめるランチサービスをスタートする為にちょっと改築したい。余裕があれば、コースメニューの他にシェアプレート(大皿メニュー)やフィンガーフードを加えてみるのも楽しいかも。と、今の形に留まらず、彼自身の旅の途上で自由な構想と「成り行き」で変化していく様がとてもピュアでしなやかで新鮮に映ります。

因みに、レストランPilgrimmeのスペルはデンマーク語。英語スペルは「Pilgrim」で遠い長旅をして聖地に向かう巡礼者を意味しますが、シェフの過ごしたデンマークのNOMAでの時間は彼自身がPilgrimmeでした。

遠く離れた場所を好み、旅を経てしか辿り着けない山小屋のテーブルに座った時、シェフの次なるジャーニーへと招待されて行く唯一無二の存在のPilgrimmeはガリアノ島の青い森の中にひっそりと佇み、旅人を温かく迎えてくれます。

Photo by: YUSHiiN

[IN ENGLISH]

Pilgrimme is closed from mid-December to March.  During this time, McCleerly enjoys going on hikes and catches up with his reading.  It’s also a time he gets to recharge but it sounds like he sometimes doesn’t get too far from the kitchen.  He has been known to help at his friend’s restaurants in the city and enjoy a meal or two at any new establishments.  Once it starts to warm up for Spring, McCleerly is back at his kitchen.

A typical day at Pilgrimme begins at 8am with a freshly brewed coffee. It ends well into the night after all the patrons and staff leave.  He may find himself away from the restaurant on his days off but it is usually filled with errands to help with food preparation like picking up ingredients from the local farmers and foraging the forest grounds.  

The dedicated farmers appreciate the busy chef and often drop off their yield as a loving gesture of support.  The Island’s gardeners also find their way to drop off their unique harvest to the chef; a true symbol of sharing rooted in Galiano.  McCleerly remarked that figuring out how to use all the abundance is a dilemma that he is always happy to have.  When the farmers asked what kind of crops he would like to see grown for the coming season, his supportive response was always “Whatever works best with your soil”.  I felt a deep respect and an awareness of each other’s importance between the smiling chef and the loyal farmers of Galiano Island.  The farm-to-table concept of Pilgrimme is deeply linked to the tight-knit support and love in the island community.  

I was told that local residents often fill the cabin during the shoulder season when there are fewer tourists.  I was in awe that the island community shows its support this way too.  I imagined how it would feel like as a resident dining at Pilgrimme.  I could only appreciate that their hearts must fill with pride when they are nourished by their harvest, their Galiano.  It must feel gratifying and encouraging especially because it is made by McCleerly who is equally passionate about Galiano as they are.  

McCleerly explained how he often finds inspiration when he visits the farmers.  The drive, the farm smell and the fresh produce in hand all help him discover what to create for the spread at Pilgrimme.  His menu is an organic concept.  There may be menu items that change weekly, and some may only be offered at one sitting.  This nonrestrictive approach to creating the dishes work in harmony with the Island and McCleerly’s vision.  After spending some time with him, I could see that the process of making his dishes was an embodiment of how McCleerly viewed life as well.  He focuses on the present moment and tries not to think too far ahead.  Small changes happen as they happen.  He ponders about a new lunch service on the patio next summer.  Ideas of adding share-plates or finger foods run through his imagination.  Rather than forcing a course of action, McCleerly cherishes the process of change when it feels ready to do so.  He treasures the journey thoroughly and deliciously.  

The namesake of his restaurant came full circle to me.  Pilgrimme is the Danish equivalent of pilgrim, paying homage to his time at NOMA in Copenhagen.  I encourage you to find your way to the blue forest of Galiano Island.  On your journey, smell the salt in the air and feel the waves underneath you.  On your walk, breath the forest heavens and listen to the twigs and leaves on each step.  When you see the glow, anticipate the warmth and make your way closer.  When you hold the door open, prepare your five senses.  I assure you, this is a Pilgrimme worth making.
English Translation by Anna Sano