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Being a Global Makeup Artist

9月に入って一気に秋の空気になってしまいました。あっという間に駆け抜けてしまう短い夏だからこそ、思いっきりアクティブに過ごすのがカナダの夏のお約束。

撮影隊も一緒で、夏のロケ撮影は特に盛んで忙しい。「ノースハリウッド」と呼ばれるバンクーバーは、街を歩いていると至る所でロケバスが連なり撮影基地を作っています。私も先月、8日間に渡る某米国企業のクリスマス広告の撮影にメイクとしてお仕事させていただきました。

バンクーバーの住宅地は芝生や緑に囲まれて公園の様に美しく、どの場所もロケ撮影にピッタリ!

毎日違う個性的な豪邸を借りての撮影は、ここでの暮らしがいかに自然と密着しているかを実感させてくれます。窓からは絵画の様な裏庭の針葉樹だったり、山のシルエットがふわっと浮かんでいたり、あるお宅の裏庭には自然の滝のBGMと滝壺があった!!リスや鹿、アライグマが顔を出したりと、まさにワンダーランド!

市内から車で2時間半程のWhistler(ウィッスラー)と言うスキーリゾートに向かう途中のロケ地では、なんとオルカ(シャチ)の大群に遭遇!

他にもゴンドラライドや、トレイル歩きと何ともカナダらしくちょっぴりバケーション気分になってしまう様なとっても楽しい現場でした。

そんな楽しいロケとは裏腹に(笑)、メイクしたモデルの数は総勢80名!!毎日違うモデル10名の顔を朝晩せっせっと絶え間なくメイクアップ!!

日本のメイク現場と大きく違うのは本当に多種多様のスキンカラーと向き合うこと。白人、黒人、東洋系もいれば中近東も、そしてカナダらしくファーストネーション(先住民)の血が混じったモデルさんも。一つの場所にこんなにも背景と文化が異なる人々が暮らしているのだから、メイク道具も全てのスキンカラーと肌質に対応出来るよう、常に準備万端に道具を揃えておきます。多様性を重んじる国なので思想にだって対応しなければいけません。ビーガンやオーガニックコスメの要望をもらう事も驚きません。

そして撮影クルーもかなりマルチ!!今回はアメリカのクライアントですが、プロダクション&アーティストクルーは、トロント、ニューヨーク、LA、メルボルン、ロンドン、、と世界各地から大集合~~!!ふと気がつけば、日本人&アジア出身のクルーは私一人だけ。

「どこ出身?」とはじめましての挨拶の幅が広い広い!あまりにも日々飛び回って働いているある女性クルーの返答は「THE EARTH!!」(地球出身)だった。笑

住む場所、出身地、人種に縛られる事なく、世界が現場!とはなんて素敵な発想だろう。それぞれのプロフェッショナルが集まって一つの作品に一緒に打ち込む作業は、いつも私に素晴らしい充実感と緊張感を与えてくれる。どんな場所でもどんな要望にもMINAと言うメイクが出せる様に応えていきたい。常にグローバルプレイヤーのメイクアップアーティストでありたいと日々精進していきます。