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Colourful Explosion

バンクーバーは今、紅葉真っ盛り! 夏の突き抜けるような青と眩しい緑の世界も大好きだけど、秋が描くカラーパレットはそれ以上に好きかもしれません。「芸術は爆発だー!」と言わんばかりに、ビビッドに燃える色彩がバンクーバーの街を鮮やかに染め、弾け散ります。

カナダ東の赤一色のメープル街道とは別に、赤・緑・黄色・茶色と様々なカラーが激しく衝突し合いモザイクの様に色を重ね、それはそれは息を飲むほど美しいグラデーションを作ります。秋晴れの日はコスミックブルーの空を画用紙に、より一層グラフィカルに力強く色を放ってきます。

夕暮れ時のゴールデンアワーには太陽の傾いたオレンジ色の光に照らされ、キラキラ輝く黄金世界に。まるでマッチ棒に火が灯された様な鮮やかなオレンジ・黄色・赤のロマンチックでノスタルジーなコンビネーションプレイ。

芝生の青緑と落ち葉のコントラスト。

雨に濡れた落ち葉も粋。何か一枚の絵画の中に足を踏み入れている感覚に落ち入ります。行く先々で思わず足を止め魅入ってしまう自然のギャラリー。

美しいメープルにも種類が様々あって、手のひらサイズのメープルもあれば顔面サイズの特大クラスも!これがメープルの大木から風に舞いながらはらはらと散っては地面を埋め尽くし、落ち葉の海になって行く。

色を操るメイクアップアーティストとして、自然が放出してくる爆発的なカラーには圧倒的な感動を覚えます。言葉では到底表現できようもない美しいカラープレイ。こんな表現をしたい、こんなカラーを再現してみたいとインスピレーションの嵐に襲われるのです。

自然界にしか創造し得ないビューティーの祭典をただただ脱帽し魅入る秋。美しい色を魅せてくれてありがとう、まだ知らない色を教えてくれてありがとう。ため息が出る程のこの眩ゆい瞬間に身を委ね、季節の変わり目を過ごす時間がとてもとても大好きです。

 

Fall Camping

人はなぜキャンプに行くのでしょう。私がキャンプの楽しさを知ったのはここカナダに来てから。

10月になると冬季閉鎖されるキャンプ場も多い為、9月最後の貴重な晴れの週末を利用し、いざ秋キャンピングへ!バンクーバーから車で東へ1時間程のRolley Lake Provincial Parkへ行って来ました。

カナダではProvincial Park(州立公園)が管理するキャンプ場が数多く点在し、夏のハイシーズンともなれば毎日予約で一杯になります。キャンプ場によっては水洗トイレ、シャワー、ファイアーピットがあったりと施設も充実してますが、デジタルデトックスも兼ねて敢えてWIFIが飛んでいない場所を選んで出掛けます。1$35程で泊まれるキャンプ場がほとんどで、車ごと自分のスポットに停泊でき気軽にキャンピングが楽しめちゃう。気軽と言っても州立公園の中。大自然の中でお隣のキャンパーとも距離感&プライベート感も確保されていて開放感は抜群!9月に入ると予約なしで入れるキャンプ場も多く、早い者勝ちでスポットゲットというのもカナダらしい。

美しい大自然の中に溶け込むように設営されているキャンプ場に向かう途中、海原のように広がる鬱蒼とした針葉樹の中から幾つもの細いキャンプファイアーの煙がもくもく立ち上がっている光景を見る度に、人間の営みはこの地球上で小さな点にすぎないと思いが巡ります。同時に何か愛おしく、微笑んでしまう。

暗くなる前にテントを組み、寝床を整え、火種になりそうな松ぼっくりや小枝を周辺から拾って来て身支度完了。あとは自由気ままにトレイルを歩いたり水辺でゆっくり過ごしたり。ゆらりとした時間の流れを気の向くままに過ごすのは何より贅沢なリラクゼーション。Lake周辺は美しい自然の宝庫。秋らしく食べられそうな?きのこ群も彼方此方に生息していました。

夕日が山に沈んだらファイアーピットでディナーの支度に取り掛かります。コンロやグリルもあるけれどキャンプファイアーでじっくり調理するのがとにかく楽しい。カットした野菜をオリーブオイルで焼くだけで魔法をかけた様に格別な美味しさになるのはなぜだろう?

料理だけでなく、夜の闇を明るく暖かく照らしてくれるのもキャンプファイアー。パチパチと心地よく弾ける薪のBGMとシダーウッドの焦げる香りに包まれながら、人間の文明は火を起こし操ることから始まったんだよね、なんて普段考えない様な事に想いを巡らせながらぼ~っと見入ってしまう。

設営地を少し離れるとそこは一寸先もが漆黒の闇。日常では出会わないちょっと怖さを覚える暗黒世界に包まれる時、月の明るさや頭上に瞬く無数の星達の存在に美しさだけでなく、安堵感を覚えありがたく感じたりもする。その暗い静けさの中で物音がするとこの土地には人間だけでなく他の何か生き物が共存し、私達が「お邪魔してます」というある種の緊張感も芽生えてくる。Bear Area (熊地区)という看板があればなおさら。身の回りの匂いのするものや食やゴミの扱いには十分に気をつけないと大惨事になり兼ねない。

実はキャンピング中で私の一番好きな瞬間は夜明けにやって来る。静かな夜の終わりにいつ気づいたか、どこからともなく1匹の鳥がピピピッと鳴き声をあげるとそれにつられて一斉に森中の鳥が元気にモーニングソングを歌い始める。一体何10種類の鳥が住んでいるのだろうと驚くほど、多種多様な鳴き声が可愛らしいハーモニーを奏でる。この自然のシンフォニーとも言える音色をテントの寝袋の中で初めて聴いた時、「キャンプって素晴らしい!」と大きな感動を覚えた。

キャンピングは都会で不自由なく暮らす日常から抜け出し、ある意味私達をごくシンプルな原点に立ち返らせてくれる。まだほんのビギナーで何も語れはしないけど、そのアナログさと一瞬なれど自然の生態系の中にお邪魔して一緒に「営む」非日常的な体験に究極のキャンプの楽しさがある気がする。来年はどこにテントを張りに行こうと今からワクワク待ち遠しい。

Nature Colour Palette

バンクーバーは只今夏真っ盛り!例年に比べて記録的な熱波が続いています。(と言っても30度位)

私はカナダの自然から無限大のカラーのインスピレーションを貰うけど、特に夏のカラーは息を呑むほど美しい!!夏空は宇宙に吸い込まれていくかのような真っ青なコスミックブルー!手を仰げば宇宙に届きそう~~~なくらい空気が澄んでいる。フェリーで約1時間半離れたバンクーバー島にある Sproat Lakeで見たブルーは代表的な素晴らしさ。真っ青な天空を鏡のように映しだすとても静かな湖は、まるで水面下にある違う世界に誘うような幻想的な透明度と美しさ。。。

   

キャンプナイトに見た人工的な光のない暗黒のミッドナイトブルースカイは、真の闇の暗さと空の灯台とも言える月光の明るさを教えてくれる。バンクーバーから車で約2時間半の場所にあるJoffre Lakes Provincial Parkのトルコブルーの湖は、私の大好きなカナディアンブルー。絵の具でも流し込んだんじゃないの??と思えるほど、カナダの水はとにかく真っ青!!鮮やか過ぎる青さの理由は雪山にあり。カナダの大半の湖や川は氷河の雪解け水から作られているので、氷河が削った岩の成分からこの美しいブルーやグリーンのハーモニーを奏でているのです。

氷河湖だけに氷水のような冷たさだけど、美しさのあまり飛び込まずにはいられない!!気合いを入れてトルコブルーの世界に身を委ねると地球と一体化し身が清めらていく感じになる。

夏は眩しいグリーンカラーの季節でもある。トレイルを歩けばキラキラ眩しく輝くイエローグリーンの草原や幾層にも形成された奥深いグリーンバリエーションの渓谷。深呼吸するだけで目と心のメディテーション!

海にも緑は存在します。以前バンクーバー島のSookeのビーチを歩いていたら絨毯のようにびっしりと青緑の海藻群。波打ち際からまるで海に溶け込んでいくように生息しているグリーンの大群はまるで丁寧に織られた綺麗な織物のよう。因みに、大きめの海苔をピックしておにぎりに巻きつけて食べたら意外に美味しかった!!笑

サマータイムは日没が21時頃で、夕陽を眺めるには8時過ぎまで待っていないとなかなか沈んでくれない太陽。ぼ~~っと空のグラデーションの変化を追っていると、ゆったりとした地球の動き、天体の動きを心身で感じます。

太陽の周りに虹色の輪が現れる「HALO」=アロもよく見る天空ショーのひとつ。これは薄い雲が太陽にかかり雲の中の氷の粒が太陽の光に屈折してできる現象。天気予報的には「下り坂」のサインらしいけど、見るたびにラッキ~!と喜んでしまう。笑

大自然のカラーパレットは雄大で力強く、そして繊細で儚い。その圧倒的な自然にしか成せない色彩にいつも心を奪われる。カナダの夏はまだまだ私の知らない色を沢山魅せてくれます。